フォノイコライザーアンプ導入前 ― 2005/01/01

最初の目的がSPレコードの再生の試みであったため、何でも良いから音が出ればよいと、捨てるに忍びないととっておいた24年前に買ったヤマハのC-6、全体的にはプリアウトを始め、ほとんどの部分が機能しなくなっているが、なぜかMCイコライザーの回路と、フラットアンプは健在で,REC OUTの端子から出力を取り出し,コントロールアンプに接続、しかし、イコライザーはLP対応のためSPはスクラッチノイズがすごい、で、一応SPの再生は成功したことで満足、カートリッジを憧れのオルトフォンにしたこともあって、もっぱらLPの再生をおこなっていわけで、右がヤマハC-6の内部、左下の四角い基板がフラットアンプで、その下にMCヘッドアンプとイコライザーアンプがおさまっている。他のイコライザーアンプを聞いたことがないために、現在の音が一般から見るとどの程度のグレードかは比較の仕様がないですが、少なくとも大山猫亭のデジタル系の再生音と比較すると特に遜色もなく、涼やかな高音と張りの良い中低音を聞かせてくれ、ビル・エバンスのポートレート・イン・ジャズを聴くと、CDは国内盤で、レコードは外版の差があるのかも知れないけど、レコードの方がエバンスのピアノの音の種類が増えて聞こえる、音の情報が多いと思えることから、しばらくは、右チャンネルのかすかな残留ノイズ(音楽を聴く位置からはまったくきこえない、潜在的に気になるだけ)は我慢して、このままで、いずれにしても、今は中古でしか手に入れない昔のLPを機会あるごとに求めてきては悦に入っているところは、少なくとも音楽を楽しく鑑賞するぐらいの再生レベルにはあると思われるところで、しかし、頭の隅のどこかで、トランスインプットの真空管フォノイコライザーアンプの製作計画がちらほら、それとも自分の手を汚さずに既製品を導入しようかと思案、
超低音波動発生装置1 ― 2005/01/01

超低音波動発生装置とは、早い話が、自作長岡式D-55 Lowther PM6A with JBL UT-045Beと独立駆動のスーパーウーハー、大山猫亭のスピーカーシステムが試聴室にそびえる30cm、40cmウーファーを設えた巨大スピーカーとの試聴バトルに耐えうるのは音楽缶詰開封装置全景の写真の左右のスピーカーの後方に聳える自作の2本の柱(長岡式DRW with Fostex FW208N)が左右独立チャンネルのスーパーウーファーというより、超低音波動発生装置があるからで、このただの柱、20Hzの正弦波信号を入れると部屋の空気がぐらぐらと揺れるという代物で、鬼太鼓座の弓ヶ浜を再生すると遠くの笛の音が楚々と聞こえるなか、巨大太鼓の皮に撥の当たる音とともに部屋を揺らす波動が襲うのは確かに圧巻で、この装置を単独で鳴らすと洞窟のそこから響く怪物の声で、まったくハイカットのしてない信号を専用のパワーアンプから送り込んでいるのであるが男の人の声ぐらいがかすかに聞こえるぐらいの高音の漏れしかなく、しかし、それでもソニー・ロリンズのサックスの音がスーパーウーファーのオンオフで少し肥満するのを抑えるために、天井に向いた開口部に雑巾を二つ折りにしたのを被せているのですが、サン・サースの交響曲のオルガンの重低音に合わせて雑巾が持ち上がるの見ていて楽しいという、お部屋の空気揺さぶり装置として大山猫亭のスピーカーシステムの大きな一翼を担っているので、しかし、この超低音波動発生装置、この後、その駆動装置と共に多大な改造を行っていく事になるのですが、三段重ねのDRW with Fostex FW208Nという構成は、その後も変わらず健在で、さて、、超低音波動発生装置の駆動に関して,この超低音波動発生装置はCDトランスポート、イコライザーアンプを出た所から独立しており、ちょっと変則的な経路をとります。CDトランスポートのデジタル出力が、同軸と光ケーブル用があるのを利用して、同軸の出力はデジタルのところに書いたとうりですが、光ケーブルの方の出力を右上写真のインピーダンス変換プリアンプの下に設置したソニーのAVアンプSTR-V737(結局D/A変換機能付きプリアンプとして使用している)に入力そのD/A変換機能を利用してアナログ信号に変換、さらに良いことにこのAVアンプ、スーパーウーファー用の出力が左右2chのステレオ仕様で、そのプリ出力を、同じ写真のAVアンプの下の段に設置したソニーのパワーアンプTA-N330ES(上の写真の一番下の段の黒いアンプ)で受けて、件の超低音波動発生装置をステレオで駆動するというかたちをとっています。さて、このソニーのパワーアンプもちょっとした曲者で、入力系統が2系統あり、もう一方の入力を使用するとスイッチの切り替えでモノアンプとしても使えるため、映画上映に際しては現在現役のAVアンプのスーパーウーファー用1ch信号を受けて、やはり件の超低音波動発声装置を駆動しています。
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