大山猫亭玄関
大山猫亭
このプログの内容は、大山猫亭のオーディオシステム(音楽缶詰開封装置)の改造、改良を断片的に記載したものですが、これは、氷山の一角、大山猫ちゃんとは称しても、ほとんどの時間は仕事に捧げているのは、現代人、せめて、趣味の世界は、無軌道はちゃめちゃでと、自分で、自分の趣味の楽しい思い出を残したくて作ったホームページ、徒然なるままに、酒を片手に、罪のないシュールな大人の夢の世界を渉猟すると、何処も同じ、と、ほっとするものです。
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CDトランスポートのスタビライザー追加2007/07/21

ターンテーブルシートにfo.Qの穴空きを採用したのですが、そうすると、厚い、穴の空いていないターンテーブルシートが不遇を託つことに、大山猫ちゃん、悪知恵の宝庫、大山猫亭音楽缶詰開封装置のCDトランスポート、CEC TL51Xはトップローディング、インシュレーターを置いて重石にして、CDを開封する構造、それならば、ターンテーブルシートの中心部をCDの大きさに切り抜いて、載せて、その上からインシュレーターで押さえてみたらどうなるか、早速、コンパスを出して、このコンパス、二本セットで、もう一本の足開きをダイアルで調節する方は、自作Well Tempered type tonearmの部品になったのですが、残った方を持ち出して、ターンテーブルシートにCDの大きさの円を描き、更に中心にCDと同じ直径の穴を描き、愛用のBUCKのナイフで切り抜いて、早速、CDプレーヤーにHelge Lien TrioのSPIRAL CIRCLEを載せて、シートを載せて、付属のインシュレーターを載せて、蓋を閉めると、問題なく回転、開始すると、音も問題なく出て、さて、それでは、本当に効果があるか試験を開始、課題曲は7曲目、ドラムのソロから入って、煌めきは花火のように空中に華を咲かせ、鐘の音と、ベースの弦鳴り、及びドラムの太鼓の皮鳴りが聴こえ、ピアノは軽やかに、ピアノの高音のソロ、音場がスッと広がり、スタジオの余韻が彼方まで追える、音は全体に鮮明度を増し、ベースの音と、ドラムの太鼓の皮鳴りの音が明瞭に聞き分けられる、ピアノのソロは更に音の襞が増えて、情報量は明らかに増加し、ピアノの音の広がりも十分で、そこで、もう一度、今度は、従来のように、fo.Qのスタビライザー無しで、ドラムの各パーツの分離が今ひとつ、それと、一回鳴る鐘の音の情報量が減り、それよりも、ドラムの太鼓の皮鳴りと、ベースの音が一体と成って感じる、ピアノのソロが少し丸くなり、やはり、情報量が減って、ピアノが歌い始めると、音が渾然と成るのは否めないものの、耳に刺激的ではない点は良いかもしれないが、各部の演奏が抽出できないのは勿体なくて、でも、これはこれで、耳に馴染んだ音で、ベースの弓引きも、なかなか歌う所は好ましく、これがどのように聴こえるかは次にして、結局この辺りからは音楽に魅了されて、演奏を中止する気が起こらなくなってしまったのは、今までの状態でも、申し分ないと言うことで。まずは最後まで、次にもう一回自作のシートを置いて、スタビライザーを置いて、開封開始、音場が広い、鐘の一打ちに表情が、チーンの音が素晴らしい、ドラムの皮鳴りとベースは完全に分離、ピアノのタッチがはっきりとして、余韻が後を引き、楽器の分離も十分、さて、中間部のピアノの盛り上がり、楽器の分離も良く、ベースの音階も追える、つまり、聴く時に、どのパートに、あるいは、どの楽器に注目するかで、全体の音の中から、注目する楽器の音が抽出して聴ける、これで、聴く楽しみが、又、増えると言うもので、さて、ベースの弓引きは、弦を引く音がしっかりと聴こえ、はっきりと動きが見えすぎるので、最初は戸惑ってしまう大山猫ちゃん、良い、ドラムとの掛け合いも楽しい、デクレシェンドも良い、お口直しのピアノのソロの後の終わり、これも良い、と言うことで、fo.Qの厚い、穴の開いていないシートはCDのスタビライザーとして採用と言うことになったのでした。