大山猫亭玄関
大山猫亭
このプログの内容は、大山猫亭のオーディオシステム(音楽缶詰開封装置)の改造、改良を断片的に記載したものですが、これは、氷山の一角、大山猫ちゃんとは称しても、ほとんどの時間は仕事に捧げているのは、現代人、せめて、趣味の世界は、無軌道はちゃめちゃでと、自分で、自分の趣味の楽しい思い出を残したくて作ったホームページ、徒然なるままに、酒を片手に、罪のないシュールな大人の夢の世界を渉猟すると、何処も同じ、と、ほっとするものです。
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真空管アンプの負帰還の実験2008/11/10

音楽缶詰開封装置に関する考察に

”真空管アンプの負帰還の実験”を追加
大山猫亭音楽缶詰開封装置のパワーアンプ
KT66ppUL mono amplifierを舞台に
負帰還(NFB)の実用的実験と、その顛末

詳しくは

http://www.ne.jp/asahi/kita/yamaneko/
をご覧下さい。

音楽缶詰開封装置に関する考察の更新2008/05/31

音楽缶詰開封装置に関する考察の

音の奔流メインアンプの細目に

JBL SA660(JBLプリメインアンプ)を追加しました

詳しくは
http://www.ne.jp/asahi/kita/yamaneko/
をご覧下さい。

KT66ppUL mono amplifier改造完結?2007/03/03

耳がその開封音に馴染んでくると、少しずつ気になる点が持ち上がるもので、まずは、これは、音とは関連が無いのですが、現在の大山猫亭音楽缶詰開封装置のメインアンプ、KT66ppUL mono amplifier、ずっと気にかかっていたのは、このアンプのアクロサウンド製出力トランス、UL結合用の端子は、およそ38%で、この値が100%になると、所謂多極管の3極管接合、このトランスは、トランスの一次側と二次側で位相が反転するタイプなので、大山猫ちゃんがDynaco MkIIIのシャーシーとトランスだけを残して、回路から全て改造したと言うか、組みなおした状態では、もともとのDynaco MkIIIより、増幅段が一段追加されていて、このままでは、入力と逆相の出力となり、そのまま、出力トランスの二次側から、初段のカソードへフィードバックを掛けると、PFBとなるわけで、それで、KT66のプレートに至るB電源を交差させて、出力トランスの一次側で位相が逆転させてあるのですが、ふと疑問に思ったのは、B電源を逆転させると、プレート側から電源を供給した可能性があるのではないか、そうすると、UL端子は、70%強のところから出ていることになるのではないか、このことは確認しておかなければと思う大山猫ちゃん、それは、週末のこととして、今は交合に、二つの音楽缶詰開封装置でCDを楽しむ、と言う事で、休日の朝となったのですが、朝起きると、早速、懸案事項のKT66ppUL mono amplifierを工作台へ、両方のアンプを並べて、Dynaco MkIIIの回路図と首っ引きで、回路を追う大山猫ちゃん、結局、何の事はない、上下の出力管、つまり、push-pullの出力管は一方が逆相になっている訳で、その逆相の方と正相の方を、各々、トランスの正相を受ける方と、逆相を受ける方に繋いで、トランス二次側が入力と同相になるようにしていた訳で、従って、UL端子は当然オリジナルのままで働いている事となり、何もする事はなし、此れで、一先ず問題無しと、しかし、折角開けたのに、何もしないで組み上げるのも癪、と言う事で、このアンプ、昨年9月より、本体のスイッチは使用せず、CECのゼロクロススイッチ電源に繋いで、CECのゼロクロススイッチ電源のスイッチで同時に、交流電圧が0Vのところでスイッチが入るようになっているのですが、そうすると、3PのコンセントからCECのゼロクロススイッチ電源までの電源コードに加えて、アンプの電源コードが長く引き回されて、早い話が、遠回り、電源コードの無駄遣い、そこで、考えたのが、CECのゼロクロススイッチ電源をアンプの直下にセットして、アンプの電源コードは極短く、と言う事で、早速改造に、そうなると、早い話が、アンプのスイッチも無駄、それこそ、接点が一つ増えるだけ、そこで、スイッチをバイパスして、当然ノイズキラーも外して、ここまで来ると、ヒューズもバイパスしたいのですが、それは、流石に、精神衛生上宜しくない、しかし、見ると、ヒューズも随分古ぼけて、当然、大山猫ちゃんが、アメリカから個人輸入した時のままのヒューズ、そこで、郊外の悪所に出向いて、ヒューズを入手、御帰還、早速、手に入れたヒューズをヒューズホルダーに付けて、このヒューズホルダー、黄銅鋼のそれはそれはしっかりした物で、ヒューズもアメリカ製の此れも、作りのかっちりした物で、此れなら、ヒューズが入っていても許せるかと、早速、組み上げて、今まで、スピーカーの裏に、それこそ裏通りに置いた在ったCECのゼロクロススイッチ電源を陽の当たる表通りに、と言う事で、写真の様なセットアップになった次第で、音はと言うと、電源コードが約1.5m短くなっただけなので、変わらないと言えば変わらない、しかし、どうも、スイッチの接点をバイパスした効果はあったと思われるのは、高音部がはっきりとして来たのと、低音のエネルギーが増したのは良いのですが、低音の輪郭が暈けて膨らんだ感じは、此れは、なんとかしないといけない、つまり、馬力が出た分、制御が聴きにくくなったと言うべきか、ここは、考慮の余地があるけど、何しくは、馬力は出たし、それに、スイッチが表通りに出て来たので、今までのように、スピーカーの裏で、スイッチを入れなくても良くなったのは、目に見える改良という事で、さらに、アンプを工作台に移す時、アンプの下に、徒に入れてあった、振動防止シート、アンプが重いので、効果の程は不明であったのですが、此れを、Well Tempered type tonearmの土台にしている、二個の積み木、この、二個の間に入れて、カートリッジの水平を取り直して、早速、アル・デ・ミオラ、低域が締まったのが体感できる程で、これは全くのおまけ、でも、パンのスープとマンゴー・プロシュートを戴きながら、早速LPの開封に現を抜かす大山猫ちゃんでした。

大山猫亭グランドピアノ音楽缶詰開封装置22007/01/21

顔に毛の無い猫チャンを宴会場に送り、大山猫亭に取って返した大山猫ちゃん、ピアノの影の、窓際のPlutinumを大山猫亭、猫族冬の友、炬燵の窓側に置いて、スピーカーコードを出して、スピーカーコードのコネクター、これは、旧式のプッシュイン方式、しかも穴はそんなに大きくなく、太いコードは入りそうにない、しかし、手持ちのスピーカーケーブルは故あって、片方は、PCOCCのより線、これが幸い、接続の表示がAとB、普通はLR表示なのに、まあ、良い、多分right leftと言うぐらいだから、Aが右だろうと、早速継いで、さて、入力を何にするか、手直にあった、オープンリールテープデッキ、ピンジャックで継ごうと、はて、いやはや、このアンプ、スッキリしているはず、入出力関係は、デッキの底に、なんでこうなるの、後で調べて、答えは分かるのですが、実はこのアンプ、元々、プリアンプがあって、それに、後ろにパワーアンプをビルトインした形で、つまり、セパレートアンプを、前後に配して、結線、同じケースに収めた状態、話によると、先発のプリアンプSG520の基本回路を踏襲したプリアンプ部にパワーアンプSE400Sを前後で合体した状態で、普通のプリアンプの背面にパワーアンプにくっ付いた為に、入出力系が合体部の底についた次第、これは、いささか大変、RCAピンジャックが大きいと、アンプが座らない状態、仕方なく、本を挟んで嵩上げして、ピンコードを接続、電源を入れて、オープンデッキには、FMから録音したカセットを編集した、実況録音のドボルザーク、新世界、音が出たとたんに、大山猫ちゃんの頭はぐらぐら、スピーカーの左右の距離は、炬燵台の幅、約2m弱、ヒスノイズは強く、何だか、ワウフラッターも感じられるのに、これが又、炬燵の向こうのサッシの外に見える、白梅の咲き誇る庭の景色の中に、オーケストラが、そして、その弦の、金管楽器の、生々しい事、水気をしっかり含んだ水蜜桃、バランスつまみを回すと、定位も思いのまま、不思議なのは右に回すと、左の方へ音像が移動するのは、ちょっと変だけど、そんなことは、気にしない、結局、第一楽章を聴いて、拍手も窓の外の景色の中に広がり、第二楽章、これは、何とか、音源がしっかりした、CDを聴いてみたい、と、そこで思い付いたのが、これも、今は二階のスピーカー、その名も、長岡式スワン、の上に、隠居を決め込んでいる、Philipsのポータブル様CDプレーヤー(AZ6829/06H)、これは、それこそ10数年前大山猫ちゃんがその形に感動して、販売当時買い求めたもので、お部屋の飾りになるほどの素敵な姿、今は、本当に飾りになっていたのですが、早速継いで、しかも、ピンジャックはCDプレーヤー側は挿しこみジャック、その上、線は普通の細い線、金メッキはしてあるものの、全くの付属品、しかし、RCAピンジャックが小ぶりなので、接続した状態で、アンプを普通に置く事はできる、と言う事で、早速音を出してみる事に、Heige Lien Trio、その低音の豊かで、エネルギー、大山猫ちゃん殆ど腰を抜かし状態、それに、パーカッションの金属音が、これがまた、ぞくぞくするような、庭の梅の辺りで、しっかり鳴って、サッシのガラスが無い様に、音場が庭にまで広がり、それだけならまだしも、大山猫ちゃんの胸元まで音場が迫り、しかも、石のアンプなのに、例えば、アキュフェーズとB&Wを組み合わせた時のように、金属音にもピアノのアタックにも刺が無い、秋の空を背景に、白いすすきの穂が、くっきりとしているのに、その境界は、実に細やかで、耳を逆撫でしない、心地よい事限りなし、それなのに、その内に秘めた、衝撃音は、しっかりエネルギーと芯があり、これは、何とかしなければ、つまり、定位置を見つけて、この段階で、大山猫ちゃん、この組み合わせで、音場を作ろうと、大山猫亭に第二の音楽缶詰開封装置として導入しようと、無意識の内に決めたわけで、そうなると、顔に毛の無い猫チャンが見た時に、その髭を刺激しない様に、優雅に、大山猫亭ダイニングに融和させなければと、まずはPlatinumの置き場所を決めることが先決で、大山猫亭のダイニングの西方の窓の傍には、ヤマハのグランドピアノが置いてあり、Platinumの天板と底板はピアノ仕上げの黒、と言うことで、グランドピアノを挟んで、配置、すると、スピーカーがピアノと同化して、これが目立ちにくくなる、これは良い、その上、グランドピアノの曲線部がスピーカーの間に入り、なんとなく、パラゴンの趣で、そこでSA660、ピアノの上に置いて、しかも、グランドピアノの半島の一番突端に、その上に、ポータブルCDプレーヤーと電源は幸いにピアノの奥にあり、これも問題なし、そこで、スピーカーコード、これは、数ヶ月前まで、ローサーD55に使用していたコード、両方がバナナプラグ、しかし、大山猫ちゃん、小道具は何でも作っており、二階のテレビの台の引き出しから、大型のスピーカーターミナルをPCOCCの線と繋いで、つまり、縒り線対応のスピーカー端子とバナナ端子を繋ぐアダプターを持ち出して、これで、一件落着こうなると、オーストリア製フィリップスポータブルCDプレーヤー(AZ6829/06H)のコネクトケーブルを考えたいところで、そこで思いついたのが、線は細いけど、音は良かった、ベルデンの網線シールドむき出しの、カートリッジから昇圧トランスまで外付けで作った線、今は、Well Tempered type tonearmが主役になり、今は浪々の身、これがまた、着けてあるRCA端子が線にあわせて、極小ぶりなもの、これを使おうと、さて、右左チャンネル三接点のプラグ、これをどうしよう、そこで、意を決して、モールドプラスチックを少しずつ破壊、結局、プラグ部分を裸にして、コードを自作、これでよし、早速アンプと繋いで、結構細い線だけど、音は思ったとおり、低音よりの蒲鉾、しかし、高域も綺麗に伸びて、これで、解決、そうなると、もう一つ、電源コード、SA660の電源コードの接続部は、今流行の規格の3Pとも異なり、大方の電化製品のコードの雄プラグが固定してあるのと同じ状態、そこで、CSEの電源コード、3Pプラグのアースピンを外し、普通のコンセントに差し込めるようにして、更に、雌型プラグの部分を外して、これも、引き出しの中に合ったコード延長用の雌プラグ(これだと、SA660の電源コードの接続部とピッタシの規格)に交換、早速、つないで、スイッチを、実に生々しい音に、大山猫ちゃん、これで文句なし、ということで、安住の地を得ることになったのですが、それにしても、たった三つの機械を組み合わせただけで、大山猫亭の音楽缶詰開封装置に肉薄する音楽開封が出来るとは、この、数年は何だったんだろうと思う大山猫ちゃん、やはり、ローサーD55バックロードホーンスピーカーが鳴らしこむのに難しいスピーカーだったのだろうかと思う大山猫ちゃん、アントニオ・カルロス・ジョビンのイパネマから来た男(CD三枚組み)を流しながら、猫の友、炬燵に寝転がると、心地よいボサノバの歌声が耳を擽るのでした。

大山猫亭グランドピアノ音楽缶詰開封装置12007/01/20

音楽缶詰開封装置がまたもや安定期にはいり、特に用事はないものの、年明けて、初めての郊外の悪所、悪所のおじさまと、遅まきの新年の挨拶を交わし、と言うのも、郊外の悪所のおじさま、正月の間、優雅なオーストリア漫遊、漫遊の四方山話を、それに、Well Tempered type tonearmの顛末の報告を、そんなこんなで終わるはずでしたが、ああ、何と、この魔界には、いろいろな罠がしかけてあり、大山猫ちゃんが腰掛けている右の棚、眺めるともなく、なんか、違うものが、大山猫ちゃんの目に留まったのが、スピーカーでは見慣れたJBLのロゴの入ったアンプが、JBLのアンプ、本物を見るのは、大山猫ちゃん初めてで、見れば見るほど、大山猫ちゃんを引き付けて離さない佇まい、依然スピーカーのPlutinumの音を聴いた時と同じ、その時は、音だったのですが、音を聴いてもいないのに、その容姿、それだけで、引き付けて離さない、何かが、聞けば、なかなかお目にかかれないもので、状態は非常に良い状態、市場に出てこない希なもので、だから、今までお目にかかった事が無かったと言うわけで、音はというと、ちょっと変った音がしますよとのこと、大山猫ちゃん、一昨年の11月その音に一目惚れして、お求めのPlutinamuこれを鳴らすアンプの手持ちが無く、と言うのも、Platinum、ある程度パワーを入れないと真価を発揮せず、大山猫ちゃんのKT66ppUL mono amplifierをしても、鳴らしきらず、何時も、グランドピアノの影で、窓の外を眺めている状態、Platinumをこのアンプで鳴らしてみたら、姿もぴったし、そこで、持ち帰って聴いてみて良いですか、どうぞ、どうぞと言う事で、愛車シト太郎に積み込んで御帰還、件のアンプは、明日、顔に毛の無い猫チャンが留守の間に堪能と、お家に持ち込んだだけで、明日の楽しみ、因みに、このアンプ、JBLプリメインアンプSA660、それはさておき、久しぶりの本当に美味しいステーキ、と言う事で、幸せに、お休みの大山猫ちゃんでした。

KT66ppUL mono amplifier改造記42006/10/07

いよいよ、アンプに選択の余地がなくなり、KT66ppULが復帰、このKT66ppULの初段の真空管、実は、主役を引退する前に、変更されており、と言うのは、件の郊外の悪所、しゃれた真空管のパッケージがあったので、たずねると、テレフンケンの真空管のパッケージ、話してみる物で、テレフンケンのECC82のペアーチューブを手に入れる事に、お街経由で大山猫亭へ御帰還、手に入れた件の真空管は机の上に置いて、まずは、晩餐の仕込から、鶏の手元をレモンと唐辛子と塩で、最初のマリネをしている時間で、骨付きラムのカレーの仕込みを行い、料理するだけにしておいて、鶏の手元の本マリネ、こうして、漬け込んでおけば、後は焼くだけで、さて、いよいよ、テレフンケンの真空管、ターンテーブルにキース・ジャレットの死と花最初の直径で1.5cm位掛けたところで、灯を落とし、真空管を差し替えて、当然、接点復活赤いポーションもしっかり塗って、灯を入れて、待つこと暫し、レコードに針を戻すと、高音の分解能が、正に、ピントがしっかり来たときのライカのレンズのように、細部まで表現され、その上、境界はちっとも鋭くなく、初段の真空管で、まあ、確かに初段の信号を増幅するわけですが、初段の真空管でこんなに変わるとは、残留ノイズも更に少なくなり、これも、初段管の所為だったのかと、初段管の重要性を、今更ながら、思い知ったと言う経緯があったのですが、しかし、この役者、問題が色々と、まずは、その、交流残留ノイズ、それに、位相反転回路の、ヒーター・バイアスの問題、さらに、UL結合に入った100Ωの抵抗、まずは、大山猫亭ダイニングルームのテーブルにアンプを出して、今日は、このテーブル、工作台へと変身で、裏蓋を開けて、真空管を外して、さて、まずは、配線の確認を、それで、まず、行き詰まったのが、ブロック・コンデンサーの配線、ブロック・コンデンサーは、MALLORY FP-495、このコンデンサー、大山猫ちゃんが昔から愛用のコンデンサーなのですが、それで、わざわざ、アメリカから通販で買った物で、その当時は、知り尽くしていたコンデンサー、ところが、今となっては、グランドが分からない、いろいろ調べても分からず、コンデンサーの容量の計れる、テスターでやってみても、どうも不明、しかし、出かけなくてはならず、さて、御帰還、早速、午前中の続きの、KT66ppULの整備にかかる、大山猫ちゃん、何れにしても、ブロック・コンデンサー、MALLORY FP-495の仕組みが分からないと、先には進めず、コンデンサー容量の計れる、テスターで、一生懸命検討、やはり、ボディーアース、つまり、容器そのものがグランド、と言う事は、鉄のシャーシーに、ツイスト固定しているので、そこで、シャーシーにも接地されている、と言う事は、ここもアースポイントとして使わざるを得ないと言う事で、結局、入力のRCAコネクターのグランドとブロックコンデンサーの所の二点接地とする事にして、コンデンサーの所には、電源のアースのみを結線、そこと出力管のカソードの接地点を結線、あとは、格段ごとのアースの合流点を次々に経由して、入力の所で、接地、これで、アース周りは良しとして、次に、UL結合、オリジナル通り、100Ωの抵抗を外して、直付けに、さらに、一昨日、おトイレで無線と実験のバックナンバー、名器を再現するシリーズを読んでいて、出力管のカソードの自己バイアスの電圧を、P-K分割のヒーターのバイアス電圧に使う事を初めて知り、今回、それをやってみた次第で、仕上がりは、上々、KT66ppUL mono amplifier装いも新たに再登場、主役の座に返り咲き、さて、音はと言うと、残留ノイズが、皆無となり、音はと言うと、これはもう、今は、文句無し、気になるとすると、これは、Dynaco MK IIIの出力トランス、A431、の特性、中低音が豊かで、高音が少し沈む、聞きやすいと言えば確かにそうなのですが、大山猫ちゃん、これは、個人的な好みで、高音、特に、リズム楽器の高域が少し、角が在って、しっかり聞こえて欲しい訳で、これは、今後の課題として、しかし、無音、聞こえるのは、電源トランスの微かな唸りだけ、これは、大山猫ちゃんの御座所では、耳を澄ましても聞こえないので、問題無しで、一応完結となった次第です。

KT66ppUL mono amplifier改造記32006/09/30

さて、KT66ppUL mono amplifier改造記が、2月から、突然、9月に跳んだかと言うと、今年の4月の末、ひょんなことから、old PX25を入手、大山猫ちゃんの設計自作のPX4single stereo amplifierは、PX25の発売当時の、推奨回路を参考にしており、ちょっとした改造で、PX25に対応可能、と言う事で、改造、この、改造した、old PX25single stereo amplifier、評判に違わず、中高音聴きの妙なる響きは、大山猫ちゃんを魅了し、結局、KT66ppUL mono amplifierに変って、主役になっていた次第で、そして、終に、運命の日、昨日夕方、出かけ先の金沢から大山猫亭に御帰還、手を洗って、早速、音楽缶詰開封措置に灯を入れて、お土産のお披露目をやっていると、スピーカーがバチッといったよ、えっ、早速、お土産お披露目を一先ずおいて、なんと、一本の、old PX25のフィラメントが赤くなっていない、ちょこんと触ると、バチッとスピーカーから音響があがると一緒に、真空管の中に、青白い閃光が、慌てて、本当に慌てていたので、手近な、FMチューナーに灯を入れて、音を出すと、灯のつかない真空管の方のスピーカーは無言、スイッチを切って、暫し呆然と、これは、いずれにしても、真空管昇天と言う昨日の出来事を受けて、まずは代役現役復帰となった次第で、件のold PX25、代わりが直ぐに手に入る様な代物でもなく、と言うことで、またしても、KT66ppUL mono amplifierとのお付き合いが始まるのでした。

old PX25 single stereo amplifierの終焉2006/09/29

出張より大山猫亭に御帰還、まずは、よそ行きの、毛をかなぐり捨てて、裸猫ちゃん、手を洗って、早速、音楽缶詰開封措置に灯を入れて、早速、お土産のお披露目、大山猫ちゃん、お土産の効能をしゃべるのに一生懸命で、気付かなかったのですが、顔に毛の無い猫チャンがスピーカーがバチッといったよ、えっ、早速、お土産お披露目を一先ずおいて、なんと、一本の、つまり、以前書いた様に、フィラメントが中央2本だけ明るくなっていたold PX25のフィラメントが赤くなっていない、ちょこんと触ると、バチッとスピーカーから音響があがると一緒に、真空管の中に、青白い閃光が、慌てて、本当に慌てていたので、手近な、FMチューナーに灯を入れて、音を出すと、灯のつかない真空管の方のスピーカーは無言、スイッチを切って、暫し呆然と、これは、いずれにしても、真空管昇天なさったようで、いかんともし難く、現在、ひな壇の奥で、楽隠居を決め込んでいる、KT66ppULに現役復帰を頼まなければ、顔に毛の無い猫チャンが呆れるほどの、殆ど、音楽中毒の大山猫ちゃん、こんなときに、即稼動できるアンプがあることはありがたく、それでひとまず心を落ち着かせて、本職の猫ちゃんなら、自分の体を無意味に舐めるところでしょうが、お土産のお披露目を再開、まずは、お風呂に入って、アンプの電源の取り方を考えながら、旅の垢を落として、まずは、身も心もさっぱりと、お風呂から上がると、音楽缶詰開封装置の棚の裏に入れるように、まずは、棚の上の住人、蛙や像や猫や烏やペンギンや、藪や、この藪とは、大山猫亭のイヌツゲ、枯れた枝を剪定したもので、その枝が、実に、入り組んでなかなか素敵で、それで、棚の住人の背景の藪になることになったのですが、皆さんを避難させて、大山猫ちゃんの進入路を作り、棚の上を乗り越えて、棚の裏に侵入、さて、交流発生装置には今、オヤイデの電源タップを介して、インピーダンス変換型プリ、フォノイコライザーアンプ、レコードプレーヤーが繋がっており、もう一つのコンセントには、old PX25single amplifier、これを外して、交流発生器と同じCSEのこれも、面白い電源タップ、つまり、ゼロクロス、交流が0Vになる点と同期して、スイッチを入れるというもの、を介して、KT66ppUL mono二台を接続してあり、これの電源を交流発生器からとって、繋ぎ換えて、RCA入力と、スピーカーコードを繋ぎ換えて、早速、CDで、ビル・エバンスを開封、なんと、これは良い、それなら、レコードはと、ベン・ウエブスターとオスカー・ピータソントリオ、なんと、久し振りに聞く、KT66ppUL、まさかの、音の分離と、ハーモニー、少し、高音が沈むように感じるものの、中低音の響きは、豊かに、それで居て、ベースの音がしっかり分離、思えば、KT66ppULがその主役の座をold PX25single amplifierに譲って、引退してから、音楽缶詰開封装置には、アナログが超低音波動発生装置対応となったことや、プレーヤーのアームの改造、それに、なんと言っても、スピーカーが下駄を履いたこと、さらには、交流発生装置を導入して、電源が、一新されたこと、プレーヤーの足が三点ピンの支持になったこと、等と、色々な改良が進んでいたわけで、それに、CD開封時、アナログに比べると、少しうるさいかなと、気になっていた、高音が少し沈んで、これは、これで良しと、まあ、脳天気、あれが駄目なら、拾う神あり、大山猫ちゃん、まずは、この路線でと、夕餉は、なんと、帰宅してみると、ジャワカレー(ハウス)、日本の家庭の味、それで、大山猫ちゃんが、金沢から求めて来た、一夜漬けの糠漬け、蒲鉾、それに、胡桃や鮴の佃煮、それで、ビールとお酒を頂いて、しめは、昔懐かしジャワカレーでした。金沢の旅のあちこちで、スケッチした走り書きを見せながら、金沢の旅を語る、語る、語るで、音楽は、ジャズが流れ、真空管の昇天もどこ吹く風の、脳天気、大山猫ちゃんでした。

old PX25 single stereo amplifier 42006/05/04

連休二日目、昨日の宴会のためか、張り切って、大山猫亭の二回分に相当するイタリア料理を作った所為か、何か、お疲れで、それでも、昨夜が早かったので、お目目はぱっちり、結局、KT66ppUL amplifierに火を入れて、old PX25 single amplifierの最終調整、しかし、気になる所は、いささかプレート電圧が低い事で、今は、心に余裕で、じっくり眺めると、整流管からの出力と、最初の8μFのオイルコンデンサーとの間に、ドロップ抵抗を入れているのに気付き、当然、PX4とPX25ではプレート電流は2本で40mAほど差があり、PX25の方が多く流れるわけで、それで、ドロップ抵抗で、当然、必要以上の電圧下降が起こっており、早速、この抵抗をバイパス、いわゆる、コンデンサーインプットに変更、この抵抗を外すにあたって、本当は、この抵抗が在った方が、整流管にとっては優しい回路だとは思ったのですが、まずは、電圧を当たってみると、プレートが390V、グリッド電圧が28.8, 28.9V、特性も揃って、これで問題無し、いよいよ、音出しと、そこで、考える所が、出力トランスの一次側のインピーダンス、今回の一連の戯れで、二次側の出力を8Ωにしてみたのですが、PX4の音出しでは、どうも、音が芒陽なる傾向が強く、PX4の推奨一次側インピーダンスは4KΩ、出力トランスの一次側インピーダンスは3KΩ、やはり、低すぎる、二次側4Ωに8Ωスピーカーを継ぐと、一次側のインピーダンスは凡そ、倍の6KΩ、出力は減るものの、歪みは減り、音楽を開封しても、こちらが明らかに良い、因みに、old PX25の推奨一次側インピーダンスは3.2KΩ、おそらく、3KΩで受けて良いのでしょうが、どうしよう、ここは悩む所で、しかし、大山猫ちゃんの音楽缶詰開封装置に求める音は、渾然一体となったエネルギーより空間に分離して浮かぶ、音の無い空間が音の間に明らかに存在する事をよしとする物で、その様な方向を求めるなら、たとえ、オーバーでも、寧ろ、6KΩで受けてみよう、と、配線を変更、さらに、電圧増幅部と終段を継ぐRC結合部のグリッド抵抗を350KΩから75KΩにきり換えて、低域のトリミング、まずは、仮配線で、つまり、電源を普通のテーブルタップで継いで、何はともあれ音出しを、スイッチを入れて、漸増する何時もの交流ノイズ、しかし、ノイズは漸減、突然消えて、全くの無音に、スピーカーに耳をくっつけても、全く無音、素晴らしい、CDプレーヤーは、そのまま、またもやジョビンを再生中、そのまま、プリをCDポジションへ、ボリュームを上げて、これで良し、電源コードはテーブルタップ、スイッチは入れて直ぐ、その音の分解能、音の境の繊細さ、それになんと言っても、中音の、つまり、楽器や、人の声の、充実した、生の色合いは、これはもう、独壇場、大山猫ちゃんの一世一代のamplifierが、old PX25を得て、第一線に復帰することになった次第で、さて、この、貴重なold PX25、真空管に懸かる電圧は、グリッド電圧を引いて、実質361V、電流が58mA、電力が21Wで、old PX25の最大規格が25Wなので、最大規格の84%で使用していることとなり、これも、安心、現在繋いでいる電源トランスの電圧端子は360Vで、これを400Vの端子に結線すれば、ドロップ抵抗を入れて、もっと、定格に出来るかもしれないのですが、整流管に400V掛けるの忍びなく、少し内輪の使い方で、無理をしないことに決め、かくして、調整も終了、まずは、音楽缶詰開封装置の中に、組み込みで、電源は、KT66ppUL amplifierの電源と同じ所から、さて、置き場所は、なんとか、KT66ppUL amplifierを奥に入れて、棚板を一枚さらに入れて、old PX25single amplifierの重みで、板を固定、なんとか、自作ラックに納めて、一応、これで、まずは完成でした。

old PX25 single stereo amplifier 32006/04/29

今日から、いよいよ、大型連休、朝目を覚ますと、もう寝て居れる訳はなく、早速、ダイニングに降りて、先週ずっと、アンプを置きっぱなしの、今や完全に電気工事用の台と化してしまった、炬燵台の上の半田鏝を暖めて、その間、KT66ppに灯を入れて、何気なく、というか、大抵、このような時は、アントニオ・カルロス・ジョビンのイマネマから来た男、その、3枚目、静かに流しながら、いよいよ、プレートに電圧を、掛けました、即座に、グリッドの電圧を、しっかり出てます、23V程ですが、左右とも特性は良く揃っています、まずは一安心、仮配線で、つまり、電源を普通のテーブルタップで継いで、何はともあれ音出しを、スイッチを入れて、漸増する何時もの交流ノイズ、しかし、音は漸減、突然ぬぐい去る様に消えて、全くの無音に、スピーカーに耳をくっつけても、全く無音、素晴らしい、CDプレーヤーは、そのまま、ジョビンを再生中だったので、そのまま、プリをCDポジションへ、ボリュームを上げて、唖然、電源コードはテーブルタップ、スイッチは入れて直ぐ、その音の分解能、音の境の繊細さ、ジョアンの声の艶、唇の作る、すこし引っかかるような歌声の佇まい、これはもう、どうしようもない、実に、出力トランスを除くと、スピーカーのローサーまで、イギリス音楽缶詰開封装置の歴史、その、歴史の重みと言うか、深さと言うか、真空管発明以来の再生装置の歴史の蓄積にただただ脱帽、KT66ppULがあんなに、涼やかで、力もあり、音の空間も素晴らしく、音の境の繊細さも抜群だったのに、これはもう、比較のしようもなく、ジョアンの歌声を聴いていた、顔に毛の無い猫チャン曰く、喉仏の動きが分かるみたいとは、これはもう、最高の賛辞で、確かに、音の分解能は素晴らしい物が、興奮も冷め遣らず、まずは、郊外の悪所のおじさまに完動(感動)の報告をする大山猫ちゃん、さて、決定的な音が出ることを確認し、しかし、まだ、無調整、まずは、逸る心を鎮めつつ、工作台の上に安置して、夕餉が終わると、安心と、幸福のうちに、上の瞼と、下の瞼が、仲良くなる、大山猫ちゃんでした。