大山猫亭玄関
大山猫亭
このプログの内容は、大山猫亭のオーディオシステム(音楽缶詰開封装置)の改造、改良を断片的に記載したものですが、これは、氷山の一角、大山猫ちゃんとは称しても、ほとんどの時間は仕事に捧げているのは、現代人、せめて、趣味の世界は、無軌道はちゃめちゃでと、自分で、自分の趣味の楽しい思い出を残したくて作ったホームページ、徒然なるままに、酒を片手に、罪のないシュールな大人の夢の世界を渉猟すると、何処も同じ、と、ほっとするものです。
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コネクトケーブル(スピーカーケーブル)2007/06/30

スピーカーケーブルに関して、大山猫亭のスピーカー装置は、母体は、長岡鉄男氏の設計になる、D-55にFostex FE206Superつけた、大山猫ちゃんの労作、当初、スーパーツィーターはFostexのTA90Aを使っていたのですが、大山猫亭に移住と同時に、ユニットがPM6A (Lowther)に代わり、スーパーツィーターがJBLのUT-045Beに代わり、その段階で大山猫亭音楽缶詰開封装置のスピーカー装置は固定、現在に至るまで変化はないのですが、(詳細に関してははスピーカーのコーナーを)スピーカーケーブルに関しては、変遷があった訳で、最初は、長岡鉄男氏推奨の高電圧用の直径12mmのキャプタイヤを使用していたのですが、スピーカー装置一新を契機に、ハーモニックスのスピーカーケーブル(CS-120)に変更、重心が下がり、低音の弾みがついたのは良いとして、高音が出なくなったように聞こえたときにはさすがに愕然と、導入より一月以上たってみると高音がずいぶんと伸びてきていると感じられるのはやはりどこにでも良く出てくる慣らし運転が必要なのかと納得。かくして豊かな低音が響くと低音と低音の間にやっぱり高音みたいに音のない隙間が出なくてはとそんな迷いも出てくる訳で、そこで次に登場したのがEcosse Reference CS4.2Pで、コードは切り売り、自作となった訳で、件の英国製のスピーカー・ケーブル、4芯なのですが、内部のOFCの縒り線の被覆が固いの何の、殆どプラスチック、切れ目を入れて、撓めるとパッキッと折れる始末、折れてくれるのは良いのですが、被覆を引き抜けない、結局、大山猫ちゃん愛用のバックのジャックナイフで被覆を削るしかないとは、これは、重労働、時間は非常に掛かるで、しかし、これだけ被覆が、がっちりしていると、論理的ではないものの、音に期待が持てるのは、これは、大山猫ちゃんの長年の感と言うべきもので、バナナプラグも、構造は実に立派ではあるものの、工作はやり難く、まず、コードを押さえるネジが短い、何とか抑えて、銀入り半田を盛大に流し込んで、えいと引っ張っても抜けないように加工、いやはや、とてつもない労働も、良い音を作るためなら、それこそ労を厭わない大山猫ちゃんで、それでも、非常につかれましたで、セットアップが終わると、もう、ふらふら、ジョビンの3枚組CDをかけて、ちゃんと音が出ることだけを確認、エージングに時間を掛けないと、評価はできないと、音も角と棘が一杯で、高音は伸び悩み、しかし、スピーカー・ケーブルは、しかも、自作で、半田も使っているし、半田付けのときに熱も加えたし、今日はこんなものと、大様に、さて、三日後の夜、ケーブルの評価はと言うと、Jacky TerassonのLover Man、エージングは益々進んで、心地よい響き、見通し明るく、音楽缶詰開封装置の辺りに、ライブスポットが浮かび上がり、音楽に浸れる環境は整い、夕餉はぶたシャブ、へしこ、焼酎をちびりで、今宵はピアノトリオ、Denny ZeitlinでAs long as There's Music、なかなかで、最後がこれも、開封が難し、David Sanbornのtime again、何はともあれ、今までで最高、音楽缶詰再生装置の周りに、Sanbornの空間が浮かび、これは、異次元空間、これぞ、音楽缶詰再生ではなく、缶詰に封じ込められた、その演奏の空間がそのまま、ホログラフの様に開封された、と言えば、言い過ぎ、と言うのも、開封の道は天井知らず、もっと上があるはずだから、その事は、この1年間で証明済み、しかし、今は最高、で、途中でベンチで行き倒れの大山猫ちゃん、かくして、約一年間、問題なく過ごしていた、ある朝、早起きは、三文の得と、大山猫ちゃん、ダイニングのカーテンを開け放ち、しかし、ガラス戸はそのままで、Platinum SOLOを格納庫である、グランドピアノの影から引き出し、早速結線、昨日、Platinum SOLOを檜舞台にと、その為に、ナノテックの金の超微粒子を塗布したケーブルを試してみる事にしたのですが、このPlatinum SOLO、大山猫ちゃんが、思わず、これは、手に入れたいと思ったのは、お店の構造上、二本のスピーカーが並んでたっている間は、ガラスの壁で、ガラス越しに、紅葉した木と、晩秋の、小春日和の青い空、これはまた不思議、その、窓の外の風景の中に、ボサノバの女性の声がはっきり存在し、それを取り巻くように、伴奏が並び、これは、音楽の小宇宙、こうして、しゃがんで聴いていると、なんだか、ヘッドホーンの中に入っている様な、あるいは、ジオラマを見ている様な、でも、箱庭と言う様な、ミニチュアな物ではなく、歌っている女性と距離があるから、小さく見えると言った感じで、これは、なかなか、ただ者ではない、結局CDが終わるまで、聴いて、もう一度かけて良いですか、どうぞ、音も大きくして良いですよ、いえ、音はこのままで、いやいや、世の中には大変なスピーカーもあるもの、これを、この位の距離で聴いたら、ついでに、ここのように、スピーカーの向こうが景色だったら、これは、リラックスのメイン・スピーカーにも成り得ると、お気に入りになり、顔に毛の無い猫チャンを口説き落として、手に入れたもの、当然、女性の声がまず聴きたくて、若き日の、シュワルツコップのリート、やはり、音量が小さく感じ、何だか、痩せ細った感じで、これは、ちょっと、それで、最近、大山猫亭ダイニングにリバイバルのHelge Lien Trio、超低音波同発生装置とプラチナムの併用で、これは、実に良い、ドラムセッションの高域も、大山猫ちゃん好みの音量でしっかり開封されて、堪らず、ガラス戸を開け放ち、サッシのレールの所に、ここが、大山猫ちゃんのもう一つの御座所、胡座をかいて、庭園を眺めながら、インドエコ煙草ビディーをふかす大山猫ちゃん、さて、もう一回、今度は、何時も避けて通っている、何故、このCDを持っているかも不思議なくらいの、多分に、世の中では、特に、音楽再生に長けた人々のなかでは、嫌いな人が少ないのではないかと思われる、マリア・カラス、大山猫ちゃん、矢張り、人並みに、買っては見たものの、これは無理、どうしても好きになれない声で、それで、ずっと、開封されずにいてのですが、これは、過去の音楽缶詰再生装置が未熟だったのかもと思い、今回、開封を、しかし、これは、やはり、肌が合わない、そこで、エディタ・グルベローバ、オーケストラをバックにオペラアリア、あー、実に良い、大山猫ちゃん、実際に声を聞いたのは、ディスカウ、グルベローバ、マティス、それに、フレーニ、その時の感動が、思わず、アリアが終わると、拍手したくなるような、実に、声が生々しく、生き生きと、そうなると、D-55 (Lowther PM6A and JBL UT-045Be)でも開封したくなるのが、世の常で、空間は広がり、オーケストラが後ろに控え、グルベローバがその前で歌う姿が、目に浮かぶようで、なかなか良い、しかし、しかしですよ、グルベローバの声が、ウィーン少年合唱団のソロの声のように、詰まり、少年の声のように聞こえるではないですか、これは問題、比較して聴かなければ、そうは、感じなかったのかも知れないのですが、比較すると、少年の声のようで、大山猫ちゃんを先ほど感激させた、グルベローバの特有の声が、女性特有の潤いをと言うか、芯はあるけど柔らかい耳触り、それが、少年のような、すかっとした、美しい声になって、音場と分離は申し分ないのに、これは、どうしようと、考え込む大山猫ちゃん、スピーカーケーブルを返しに行って、他のケーブルを推薦してもらおうと、と言うのも、ナノテックの金の超微粒子を塗布したケーブル、以前に試した時にも、そう思ったのですが、音質は非常に豊穣な物を持っているのですが、それは、グルベローバで確認、しかし、音場の広がりと言う点では、今一つ、つまり、スピーカーの間に高密度で音楽が凝縮される、だから、おそらく、モノーラル録音のボーカルにはもってこいかも知れないのですが、大山猫ちゃんは矢張り、音場広大が好きで、それは、モノーラルはスピーカーとスピーカーの間にぎっしり音が詰まって欲しいのですが、ステレオは、それなりに、スピーカーを超えて、スピーカーが音を出している感じがしないほうが良いわけで、今使っているメインのケーブルにナノテックの豊穣さが合わさればと、郊外の悪所へ、早速、スピーカーケーブルの話に、悪所のおじさま、これを使ってみてくださいと、MITのスピーカーケーブル(MH-750 Plus Series Three S3)、MITに関しては、大山猫亭の音楽缶詰開封装置のCDプレーヤーとDACを繋ぐデジタルケーブルで実績があり、全幅の信頼を置いていたので、これは、良いかもしれない、しかし、手渡されたケーブル、これが、新品で、所謂、エージングが全くされてない物で、MITのケーブルは、デジタルケーブルもそうでしたが、どうも、異種の線材を複合して使っているらしく、使用開始からの音の変化は、一様でない様で、まあ、一週間、音の変化を楽しもうと、嬉々として、大山猫亭へ御帰還、しかし、流石に、取り替え引き換え、毎日では、顔に毛の無い猫チャンの逆鱗と言うか、髭を引っ張る事になると、今日は、箱から出すだけで、お休みに、翌日、朝のおトイレ、さて、MITのケーブル、まずは装着したくて、早速、ダイニングルームに、コードが重い上に、入力側に小箱、出力側には大箱の、なんだか、スズメのお宿の葛籠選び、接続すれば、JBL UT-045Be付属のネットワークボックス、此れも結構重いのですが、その、ボックスを引きずり下ろす始末、それで、今は休業中のE.A.RのStep-up Transformer、此れを、重し代わりにのせて、やっと安定、お試し期間は、このままで、と言う事で、早速、FM放送、寝ぼけた耳に繊細に聞こえ、此れならゆっくりエージングを、と言う事で、今日は、お仕事の日、お仕事にお出かけの大山猫ちゃん、その後4日間、音量をサロンモードで静かに、深く、慣し運転、今宵解禁、大音量の音楽缶詰開封を、今まで、気になっていた高音の、超高音の澄み切って、何処までも伸びてゆく音に、寧ろ、金属の針というより、野茨の棘のように、芯は強く、しかし、露が降りて、生き生きとして、これは、MITのケーブルで決まり、Dynacoの出力トランス、アクロサウンドのトランスなのですが、例えば、タムラのトランスと比較すると、一般には、高域が澄んでいるとは言いがたいらしいのですが、確かに、MITに変える前は、引っ込み思案の高音で、しかし、音そのものは、露の降りた新芽のようで、それに、MITで野茨の棘のような芯が入り、これは、宜しい、ただ、唯でさえふくよかな、中低音が、何だか、寝せたパン生地のように、膨化した感じがして、音量がサロンモードの時は良かったのですが、音量の増大そのままに、中低音の音の固まりも大きくなり、これは、ちょっと、LPの開封を中止、CDを開封すると、Helge Lien Trioの中低音は、しっかり輪郭を保って、音量に伴い、力を増すだけで膨化することも無く、その上、前述の高音、超高音、これはもう、大山猫ちゃん小躍り状態、さて、アナログ系の課題の解決は、別の機会に、と言うことで、その後、彼のMITのスピーカーケーブル(MH-750 Plus Series Three S3)、an initial burning in約一ヶ月強、ピアノの胴鳴り、大山猫亭のグランドピアノを弾いている時の体感で迫り、高音は雨上がりの猫柳の産毛のようで、それで、ついつい、音量を上げると、CDの方は天井知らず、その後の音楽缶詰開封装置の変遷を支えて、スピーカーケーブルは昨年の10月以降、MH-750 Plus Series Three S3がロングランを更新中でした。。