大山猫亭玄関
大山猫亭
このプログの内容は、大山猫亭のオーディオシステム(音楽缶詰開封装置)の改造、改良を断片的に記載したものですが、これは、氷山の一角、大山猫ちゃんとは称しても、ほとんどの時間は仕事に捧げているのは、現代人、せめて、趣味の世界は、無軌道はちゃめちゃでと、自分で、自分の趣味の楽しい思い出を残したくて作ったホームページ、徒然なるままに、酒を片手に、罪のないシュールな大人の夢の世界を渉猟すると、何処も同じ、と、ほっとするものです。
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KT66pp三結mono amplifier改造記42005/10/10

朝起きて、歯も磨かず、顔も洗わず、お茶も飲まず、カーテンを開けただけで、部屋に外の音を入れないようにして、ついでに、今日は、超低音波動発声装置の上に白熊ちゃんと並べて置いてある、ヤマハAVアンプ独特のプレゼンス用のスピーカー(YAMAHA NS-10MM)を下ろして、アンプの検査用に繋ぐ用意をして、意を決して、二台のアンプを並べて逆さまに、やっぱし、大らかな大山猫ちゃん、一方のアンプのアース処理が不完全、さらに、ヒーター回路の中点アースの配線もそのまま、だから、左右のスピーカーの残留ノイズが違ったはずで、まずは、アースを左右キッチリ確認、0.02μFの配線も元に戻し、残留ノイズが少なかったアンプの通り、シャーシーとの接地ポイントもネジ止めしてあった部分を復活、2点アースとして、次に、ウイリアムソン・アンプの回路図と、真空管の規格をじっくり見ながら、手持ちのKT66を差し替えて、自己バイアスA1級プッシュプルのグリッド電圧30数Vを4本ともクリアーするように調整、さらに、現在NFB75KΩのところを、残留ノイズがNFBの掛けすぎかもと思い(誤解し)、47KΩを足して、122KΩに変更、プレゼンス用のスピーカーから残留ノイズは聞こえるものの、これくらいだったらと、音楽缶詰開封装置の組み込んで音だし、まったくだめ、これではノイズを聞いているのと一緒、検査用のスピーカーが低能率なので、これでよいかと思ったのですが、再生音もぶかぶかで、音源広大、大団子の塊が壁一杯に御整列、もう一回やり直し、これなら発振しても良いや、やるだけやって見ようで、NFBの抵抗を47KΩ、検査用のスピーカーからもれる残留ノイズが確かに軽減、しかも、発振を起こしている様子もなさそう、それならば、毒を食らわば皿までと、手持ちのデール巻き線抵抗で20KΩがあったので、さらにNFBを増強、改造中のアンプの隣に置いた、検査用のスピーカーの残留ノイズがアンプのトランスの唸りより小さく聞こえる、これならと、早速、音楽缶詰開封装置に組み込んで、スイッチ・オン、待つこと暫し、殆どハムが聞こえない、98dBのスピーカーに耳をつけると、かすかに聞こえる程度、大山猫ちゃんの御座所まではまったく届かない程度の残留ノイズ、これはいける、早速、手近に置いてあったバーデン・パウエルの二枚組み3LPカバーのCDを9時の位置で再生、大山猫ちゃん久しぶりに腰を抜かすほどの衝撃、大山猫亭のダイニングにバーデン・パウエルのギターがふわりと浮かぶように出現、しなやかで、弾んで、これこそギターを弾くということ、音と音の間は静寂で、余韻が、あるいは、録音スタジオの反響音が、部屋の空間の彼方へとスーッと消えてゆく、この三日間、悩み、格闘した後だけに、これはもう渇きを癒す冷たい水で、さらに、ボリュームを11時、音は力強さを増すだけで、滲みも、濁りもなく、輪郭を持った低音は床を這って足元から迫り来る始末、さらに、超低音波動発声装置を加え、ボリューム9時、ベースが、大山猫ちゃん、ベースの実物の生の演奏の音と、音圧は知らないのですが、まさに、実物大の音で、これがまた、うるさくない、もうこれでよいと、アンプをちゃんとレイアウトし、ラックに格納、電気工作の道具を始末して、インド料理の仕込みにかかるのでした。