フォノイコライザーアンプ改造04 ― 2006/02/16

今日は抵抗が届くと、ご帰還の大山猫ちゃん、音楽缶詰開封装置のフォノイコライザーは電源を切って、いつもは、フォノイコライザーアンプと、インピーダンス変換型プリアンプと、改造信楽DAC及び、超低音波動発生装置のためのアナログ信号を発生させるDACテアックD-700は電源は入れっぱなしなのですが、メインアンプ群とCDトランスポートに灯を入れて、お風呂に入り、最近お気に入りのLuiz Bonfaを流しながら、フォノイコライザーアンプの配線を外して、大山猫ちゃんの冬の電気工作台の炬燵へと運び、これで、抵抗が届けば、いつでも改造開始できるように準備、丁度大山猫ちゃんがスパゲッティーを茹でている時に到着、これで万全、晩餐も終わり、炬燵に灯を入れて、早速、改造開始、出来るだけ、コンデンサーに熱を与えないように、神経を集中して、無事、デールの巻線抵抗とビシェーの交換完了で、早速、配線、灯を入れて、今日も、前回の改造の後と同じくAna Caramのリオ・アフター・ダーク、最初の声が実に艶かしく、何だか恥ずかしく成るぐらいで、御座所に就いて聴くと、出てます出てます、高音が飛び出したように、その上、腰は膨らみに膨らんで、ギターの胴鳴りが、スピーカーの辺り一体の空間を占め、聴き様によっては最悪、音量を上げている所為もあるのですが、とてもとても褒めたものではないものの、中低音の暗雲の合間から、嵐が去りつつある空のように、抜けるような青空が覘き、素晴らしい太陽の光が、雨に打たれた大地に注ぐように中高音と高音が分離し、なんとも、不思議な音を奏で、ところが、B面が終わる頃には、次第に、陽の光が燦燦と、暗雲は次第に彼方の空へと、次いで、ビル・エバンス、ポートレート・イン・ジャズ、終に暗雲の塊は、山の彼方へと退き、今は遠くに見えるのみ、雨上がりの大地や木々や草花が、降り注ぐ太陽に、抜けるような青空の中、宿した露を煌かせ、バーニー・ケッセルのSome like it hot、トランペットとアート・ペッパーのサックスが実に良く、シュリー・マンのドラムが冴え、バーニーともう一人のギター、何れもアコースティク・ギター、少しまだ、暗雲の欠片が残るものの、いまや風前の灯火の如く、息を吹きつけて曇った、寒い朝のガラス窓の曇りが消えてゆくように、音楽が進むにつれて、音が良くなってゆくのが分かるというのも初めてで、終に、フォリアを取り出して、なんと、嵐の後の晴天は、塵一つなく澄み渡り、今まで見えなかったものが、見えるように、視界が開け、今まで聞こえなかった、つまり、こんなに何回も聴いているのに、初めて聞こえる音と、ハーモニーが多々見られ、何だか、この後どうすれば良いのと、思えるほど、まあ、しかし、耳がこの音に慣れてくると、次の目標は自ずと現れるもので、それまでは、感激に浸ろうと思う、大山猫ちゃんでした。
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