大山猫亭玄関
大山猫亭
このプログの内容は、大山猫亭のオーディオシステム(音楽缶詰開封装置)の改造、改良を断片的に記載したものですが、これは、氷山の一角、大山猫ちゃんとは称しても、ほとんどの時間は仕事に捧げているのは、現代人、せめて、趣味の世界は、無軌道はちゃめちゃでと、自分で、自分の趣味の楽しい思い出を残したくて作ったホームページ、徒然なるままに、酒を片手に、罪のないシュールな大人の夢の世界を渉猟すると、何処も同じ、と、ほっとするものです。
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Well Tempered type tonearm 自作42006/12/04

朝起きて、形を現した、初めての手作りアームを、ターンテーブルに当てて、さて、おき場所が、昨日の試運転は、現在使用中のアームをレコードの内周のところでリフトして行ったのですが、アームレストに納めたままでは、手作りアームを置く場所が無い、そこで、プレーヤーの隣に土台を作って、これは、DIYで角材を買って、更に、ウエイトの問題も、と言うことで、郊外のDIYの店へ、さっさと御帰還、これで土台は出来た、後は、最終仕上げ、これがまた大変、と言うのも、アームレストまで作ろうと言うことで、これが、現物合わせで、お昼抜きの突貫工事、後は、RCAジャックを付けるだけにしておこうと、カートリッジに、木綿糸と見まがうような繊細な線を半田付け、この線、被覆を取ってみると、細い、三本の銅線の縒り線、ステンレスパイプの上を、左右の信号を分けて這わせ、丁度ジョイント部分を過ぎたあたりで、たるみを持たせて、デバイダーの間を通し、支柱の最上部で四本並べて固定、これがまた、瀟洒で、彩りも、白、赤、緑、青と、アクセント、苦労した甲斐があったと言うもので、出来上がりは、ウエイトが少し不細工なと言うか、野暮ったいのを除くと、アクリルとステンレスで出来ており、お洒落、早く音を聴きたくて、工具をお返しするのと、RCAジャックを入手のために、郊外の悪所へと、しかし、間が悪い、悪所のおじさま、配達のために4時までお留守、出直して、RCAジャックを入手、大山猫亭へと御帰還で、いよいよ、配線に、RCAジャックに配線をして、終に、ステンレスの容器にオイルを満たすの儀式、100000csのオイルで良さそう、今まで神経質に動いていたアーム、落ち着きのある、おっとりとした動きに変身、いよいよ、step up trance Cotterと繋いで、ターンテーブルに載っていたのは、ワグナーの歌劇のデモ版、いや、これは、ソプラノの声がはっとするほど鮮度が良く、そこにいらっしゃる様で、これは、問題ない、後は、結線の確認と、DENONの試験レコード、左右が反転していたのは愛敬で、左右の結線を繋ぎかえると、正相、逆相も問題無し、そこで、いよいよ、本格的に、アーチー・シェップの古い録音、ベースの音が、弦がぶるんと震える音、胴の唸りまで描出、更に、シンバルもしっかりシンバルで、その上に、中音は前に出て、実に気持ち良く、大山猫ちゃん、こんなに簡単に、しかも、旨く行くとは、イタリア晩餐を頂く頃には、夜も更けて、明日から、本格的に聴こうと、幸せの内にお休みになるのでした、と、このまま終れば良いのですが、そうは問屋が卸さないで、つづき。