大山猫亭玄関
大山猫亭
このプログの内容は、大山猫亭のオーディオシステム(音楽缶詰開封装置)の改造、改良を断片的に記載したものですが、これは、氷山の一角、大山猫ちゃんとは称しても、ほとんどの時間は仕事に捧げているのは、現代人、せめて、趣味の世界は、無軌道はちゃめちゃでと、自分で、自分の趣味の楽しい思い出を残したくて作ったホームページ、徒然なるままに、酒を片手に、罪のないシュールな大人の夢の世界を渉猟すると、何処も同じ、と、ほっとするものです。
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Well Tempered type tonearm 自作52006/12/05

さて、話がこのまま幸せに終われば問題ないのですが、そうは行かないのがこの魔界、明くる日は、ボサノバを流して、ボサノバの歌声は、茫洋と、コパカパーナの陽射しのように、大山猫ちゃん、ボサノバ発祥のお店に行った事があるのですが、それを思い出して陶然と、しかし、そのまま、居眠りの世界で、結局、お休みに、次の日、今日こそは、しっかりと、チャーリー・バードの45回転の白いレコード、チャーリー・バードのギターが弦の張りが奏でられる指に従い撓り音を出し、バスドラムは皮の張りもぴっちりと、シンバルは鳴り、空間に浮かび、内周に入って、ドラムのソロに、これは最高、何時までも聴いていたい、そのとおり、途中から、いつまでもリピート状態、最初は同じリズムのフレーズが続くので、それは、知っていたのですが、永遠に続くに至り、これはおかしい、針が、溝を越えて、元の溝に、これは大変、それからが地獄の始まりで、音が良いだけに、これは何とかしなくては、あっちでもない、こっちでもない、幸、このアームで最初に開封した、ワグナーのデモ版、B面はつるつる、ここに針を置くと、カートリッジの内側へ、あるいは外側への力の動向が、その動きで分かるわけで、試してみると、内周で、強力なインサイドフォースキャンセルが、つまり、外側へカートリッジを引っ張る力が加わっているようで、つまり、シリコンオイルの中にまします金色の円盤を吊ったテグスの捩じれ角が、アームがレコードの内周に至ると、強く捩れて来て、捻りの戻ろうとする力が強すぎるということで、レコードとアームの土台の角度を調整、そうすると、今度はウエイトが支柱に当たってしまうし、それに、このウエイト、少し見栄えが悪い、これは、改造と、大山猫ちゃんの十八番の蛇さん状態ウエイトに変更、つまり、ステンレスのアーム本体、その後端に、木の棒をねじ込み、木の棒の重みでバランスをとり、木の棒に巻き付けた鉛板を前後させて針圧を確保する仕掛け、それに、アームレスト、これも、前にあると、アームレストから外した状態で、既に、テグスの捩じれは強い状態、インサイドフォースキャンセラーの利いた状態、アームの動きの範囲を広くするために、これも後ろに移して、蛇さんの尻尾を引っかけて、つまり、支柱の後ろに移して、さて、これで、レコードとアームベースの角度に自由度が増えたと、これで、二本のテグスの捻じり強度を緩和で2ォる、調整をして、再びチャーリー・バード、クリヤーしました、これで一安心、時計を見ると午前様になっていました。
まだまだ続く、不幸な話、今日こそは、もう、音楽を楽しむだけと、次々に、ジャズのレコードを開封、今まで聞いた事の無い、ベースの音、弓で弾くベースの弦と胴の鳴りが、これが本当の楽器、こうでなくては、とすると、今までの音は何だったのと言う事で、矢張り、音楽缶詰開封装置は進化するもの、今日は、これまでと、大山猫ちゃんの大好きなレコードの一つバッシュ、心地よく聴いていたのですが、大山猫ちゃんの気持ちを汲んでか、またしても、自動的にリピートが、今日はもうしかたない、寝ようと、二階に行っては見たものの、やっぱり駄目、もう一回ダイニングに下りて、調整を、今回の理由は、製作したアームがロングアームでなく、更に、カートリッジは長軸に沿っており、支点が出来るだけレコードに近づかないと、内周に行った時にレコードの溝と針の長軸方向に結構角度が出来る事が判明、アームとカートリッジがブチルゴムとビニールテープで固定してある事を利用して、カートリッジの長軸をレコードの内側よりに角度を付けて、実に姑息的、しかし、それで何とか溝跳びをクリアー、これは、現在アメリカで販売されている、Well Tempered tonearmもその様な構造になっているのですが、一体型のヘッドシェルは内側に角度がつけてあるのは、このことだったのだと納得、今日はここまでと、お休みになるのでした。