窪田式インピーダンス変換型プリアンプ4 ― 2005/10/29

先日注文しておいた部品が到着、早速、ダイニングルームのテーブル台が、大山猫亭電気部門の工作台へ、まずは、電源部の改造から、先日、コンデンサーを追加した時、ヒューズを復活させたのですが、今回、電源トランスを見ると、ヒューズは0.2Aと指定されているのに気づき、今回、さらに、470μFを片方3本追加で、合計1710μF、元々、定電圧電源でNFBで出力インピーダンスは非常に低く、つまり、論理的には、インピーダンスを下げる目的で、コンデンサーを追加するのは、無意味なことで、無くても良いとなるのですが、ここからは、大山猫ちゃんの素人考えで、電源の出力にコンデンサーを追加すれば、定電圧電源は、コンデンサーに充電をする役目となり、実際は、プールされた電気が(電池と考えた訳で)出力され、しかも、インピーダンス変換の回路は電流の増減で、最終的に600Ωのアテネッターに電圧を生じる、だから、音楽信号の中に急激な音圧の変化があり、それが入力されると、急に電流が必要な訳で、その際、プールされた、バッファーがあれば、定電圧電源の制御回路は神経質にならず、のほほんと対応すれば良い訳で、NFBのきちっとした2Hの鉛筆から2Bの鉛筆になるのではないかという、妄想を持った訳で、というのも、かのスペクトラルDMC-15プロスタジオの音に近づけたい、あるいは、呪縛から逃れたい為の努力で、しかし、問題は、コンデンサーの容量を増やしたときの灯を入れたときの、突入電流、これが、電源トランス、もしくは、定電圧電源回路に過負荷が掛かり、破壊されること、しかし、今のところ、大山猫亭音楽缶詰開封装置の弱電部門は、電源入れっ放し、一回目のスイッチを入れた時に、保ってくれれば、後は、突入電流は起こらないので、ここは、やってみるしか無い、それにしても、怖いので、ヒューズは、指定通り、0.2Aに戻して、さて、前回追加のコンデンサーは、セラファイン4本、スプラーグ2本、今回は、同じくセラファイン2本、シルミック2本、それと、初めて使ってみるブラックゲート2本、配線を済ませて、意を決して、電源を入れて、大丈夫で、よし、あとは、接続をした後の、電源投入時のみ、と、相変わらずの、脳天気、いよいよ電源投入、ついで、KT66ppに灯を入れて、異常音なし、結構、逸る心を抑えて、まずは一服、CDでシュリーマンのマイ・フェア・レディー、高音、低音ともに、かちっとした、しっかりとした、輪郭はっきり、無音の空間もきちっと再生、大山猫ちゃんの今までの経験では、最初の音出しの時の音は、仕上げの、サンドペーパーをかける前の、彫り上がったばかりの、堅木の角がきっちりとした感じの音だと、エージングにより、良い音に変化して行くはずで、これは、正解、ついでに、左右のバランスは、これも、問題なしと、まずまずの結果に満足の大山猫ちゃんでした。
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