大山猫亭玄関
大山猫亭
このプログの内容は、大山猫亭のオーディオシステム(音楽缶詰開封装置)の改造、改良を断片的に記載したものですが、これは、氷山の一角、大山猫ちゃんとは称しても、ほとんどの時間は仕事に捧げているのは、現代人、せめて、趣味の世界は、無軌道はちゃめちゃでと、自分で、自分の趣味の楽しい思い出を残したくて作ったホームページ、徒然なるままに、酒を片手に、罪のないシュールな大人の夢の世界を渉猟すると、何処も同じ、と、ほっとするものです。
大山猫亭ホームページはこちらから

超低音波動発生装置62006/07/01

アナログ開封系の総仕上げとして、超低音波動発生装置の導入の命題を抱えてお休みの大山猫ちゃん、眠りに就く前につらつらと、悪知恵倉庫を引っ掻き回していて、パッシブ・チャンネル・デバイダー、改造の限りを尽くしているMUSICA pho100、この、フォノイコライザー・アンプ、元々は、ステップアップ・トランス内蔵で、入力系を二系統持っていたのですが、現在は、47KΩ受けの、外付けセットアップ・トランス対応、入力一系統、従って、入力用のRCAコネクターが一組遊んでいる訳で、これは、遊ばしておくのは勿体ない、その上、元々、MUSICA pho100の出力は基板から直接出力しており、現在は、その出力に6dB、7Hzのローカットを入れて、インピーダンス変換型プリアンプに出力しているのですが、この部分に、ハイカットの回路を組み込めば、チャンネルデバイダー、その出力は、今は遊んでいるRCA出力端子で、出力、それを超低音波動発生装置のプリアンプとして使用中のAVプリアンプYAMAHA DSP-2000に入力すれば解決しそうと、それで、朝、早々に起き出して、ピーター・バラカンのモーニング・サンシャインを流しながら、早速、手持ちの抵抗とコンデンサーを見るとKimber Kap0.47μFとデールの10KΩが、そうすると、34Hzのローパスが組める、あとは、やってみて、メインの音が悪くならなければ良いやと、この辺りは実にいい加減、確かに、機器間のインピーダンス・マッチングはやってみて、耳で確かめるしかやりようは無い訳で、早速、もうなんかい解体したか知れないMUSICA pho100を解放、解体して、狭い所をなんとか行ったり来たりで、手書きで作った回路図を確認しながら配線を開始、Kimber Kap0.47μFを納めるのがこれが大変で、こうなると、ステップアップトランスを外したくなる物の、これはシールドして、がっちりと固定してあり、何しくは大変、アースラインを引いて、抵抗をつけて、Kimber Kap0.47μFを隙間になんとか納めて、さらに、これを、信号ラインとアースとに半田付け、コンデンサーの結線には残り少なくなって来た、古河電工のPCOCCを使ったのですが、こうなると信号線も変更したいけど、そうなると、大事業、一応、今回は半分実験と、何時ものように、誤配線がないか、芋半田は無いかを確認、何事に付けても、結構大らかと言うか、あまり神経質にならない、大山猫ちゃんなのですが、こと、半田付けに関しては、何時も、たいそう神経質で、その為に、半田鏝は有名品を求め1A半田も銀入りのこれも、一応名の通った物を使っているわけですが、さて、組上げて、シャーシーもちゃんと組上げて、普通だと、まずは、裸状態で確認を行うのでしょうが、大山猫ちゃんの場合、失敗すればやり直す性格で、早速、YAMAHA DSP-2000に結線、このYAMAHA DSP-2000の入力部、確認をして、繋げば良いのですが、ラックの中にきっちり嵌まりこんでおり、引き出すのは、大事、それで、今、入力に繋いでいる一群のRCA端子が入力と勝手に決めて、今の入力の隣の端子を使えば良い物を、一つ飛ばして、次の端子に、早速、大抵、テスト開封レコードは、リオ・アフター・ダーク、これはどうした事か、超低音波動発生装置はもとより、メインのスピーカーもうんともすんとも、何故、どうして、そこで、超低音波動発生装置のプリのYAMAHA DSP-2000を見ると、入力切り替えに、Tape Monitorスイッチがあり、これかと、切り替えてみても、矢張り、うんともすんとも、ここで、気付けば良かったのですが、メインのスピーカーも音を出さない事から、脛に傷、空中配線の段階での接触があるのではと、もう一回、チャンネルデバイダー付きとなった、イコライザーアンプを裸にして、配線を確認、接触を確認、怪しい所が一個所、しかし、それも、定かではなく、一応、今度は、裸のままで、配線をして、YAMAHA DSP-2000の入力も、CDからの信号を受けている端子に変えて、リオの夜を開封、出ました、感激するような超低音、その上、久しぶりのゴロ音、ゴロ音とは、この魔界と関係を持った事のある住人なら、常識の、プレーヤーのモーターやターンテーブルの超低域の振動音を再生してしまう事で、これは、血眼になって放逐すべき種類の物ですが、いまや、開封が超低域に及んだ事の証明で、今は、そのことが嬉しい大山猫ちゃん、ゴロ音も楽しく、さて、そうすると音が出なかった原因は何だったのか、これは、きちんと考察すべきなのですが、多分、Tape Monitorの出力にチャンネルデバイダー付きフォノイコライザーアンプの出力信号を繋いだ頃に依るのでは、ということにして、CDからの信号を、一つ飛ばした端子から、隣同士のつまり、多分、Tape Monitorの出力端子と思しき端子に繋いで、YAMAHA DSP-2000の入力をTape Monitorの位置にして、CDを開封、問題無し、と言う事で、もう一回、チャンデバ付きフォノイコを自由の身にして、ちゃんと着物を着せて、その上、魔界の接点回復、赤いポーションも塗って、接続、改めて、音出しを、その超低音に陶酔する大山猫ちゃん、このまま、エージングに突入、矢張り、音が出たという、最初の興奮から覚めると、その超低音は少なからず、締まりが無く、ほんわかと、と言う事で、まずは、エージングと、クラシックの交響楽、ブルーノ・ワルター指揮、アメリカコロンビア・スタジオ録音のコロンビア・フィルを、粗削りでも、その迫力は十分で、まずはこれでと、慣し運転に入る、大山猫ちゃんでした。