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大山猫亭
このプログの内容は、大山猫亭のオーディオシステム(音楽缶詰開封装置)の改造、改良を断片的に記載したものですが、これは、氷山の一角、大山猫ちゃんとは称しても、ほとんどの時間は仕事に捧げているのは、現代人、せめて、趣味の世界は、無軌道はちゃめちゃでと、自分で、自分の趣味の楽しい思い出を残したくて作ったホームページ、徒然なるままに、酒を片手に、罪のないシュールな大人の夢の世界を渉猟すると、何処も同じ、と、ほっとするものです。
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KT66ppUL mono amplifier改造記42006/10/07

いよいよ、アンプに選択の余地がなくなり、KT66ppULが復帰、このKT66ppULの初段の真空管、実は、主役を引退する前に、変更されており、と言うのは、件の郊外の悪所、しゃれた真空管のパッケージがあったので、たずねると、テレフンケンの真空管のパッケージ、話してみる物で、テレフンケンのECC82のペアーチューブを手に入れる事に、お街経由で大山猫亭へ御帰還、手に入れた件の真空管は机の上に置いて、まずは、晩餐の仕込から、鶏の手元をレモンと唐辛子と塩で、最初のマリネをしている時間で、骨付きラムのカレーの仕込みを行い、料理するだけにしておいて、鶏の手元の本マリネ、こうして、漬け込んでおけば、後は焼くだけで、さて、いよいよ、テレフンケンの真空管、ターンテーブルにキース・ジャレットの死と花最初の直径で1.5cm位掛けたところで、灯を落とし、真空管を差し替えて、当然、接点復活赤いポーションもしっかり塗って、灯を入れて、待つこと暫し、レコードに針を戻すと、高音の分解能が、正に、ピントがしっかり来たときのライカのレンズのように、細部まで表現され、その上、境界はちっとも鋭くなく、初段の真空管で、まあ、確かに初段の信号を増幅するわけですが、初段の真空管でこんなに変わるとは、残留ノイズも更に少なくなり、これも、初段管の所為だったのかと、初段管の重要性を、今更ながら、思い知ったと言う経緯があったのですが、しかし、この役者、問題が色々と、まずは、その、交流残留ノイズ、それに、位相反転回路の、ヒーター・バイアスの問題、さらに、UL結合に入った100Ωの抵抗、まずは、大山猫亭ダイニングルームのテーブルにアンプを出して、今日は、このテーブル、工作台へと変身で、裏蓋を開けて、真空管を外して、さて、まずは、配線の確認を、それで、まず、行き詰まったのが、ブロック・コンデンサーの配線、ブロック・コンデンサーは、MALLORY FP-495、このコンデンサー、大山猫ちゃんが昔から愛用のコンデンサーなのですが、それで、わざわざ、アメリカから通販で買った物で、その当時は、知り尽くしていたコンデンサー、ところが、今となっては、グランドが分からない、いろいろ調べても分からず、コンデンサーの容量の計れる、テスターでやってみても、どうも不明、しかし、出かけなくてはならず、さて、御帰還、早速、午前中の続きの、KT66ppULの整備にかかる、大山猫ちゃん、何れにしても、ブロック・コンデンサー、MALLORY FP-495の仕組みが分からないと、先には進めず、コンデンサー容量の計れる、テスターで、一生懸命検討、やはり、ボディーアース、つまり、容器そのものがグランド、と言う事は、鉄のシャーシーに、ツイスト固定しているので、そこで、シャーシーにも接地されている、と言う事は、ここもアースポイントとして使わざるを得ないと言う事で、結局、入力のRCAコネクターのグランドとブロックコンデンサーの所の二点接地とする事にして、コンデンサーの所には、電源のアースのみを結線、そこと出力管のカソードの接地点を結線、あとは、格段ごとのアースの合流点を次々に経由して、入力の所で、接地、これで、アース周りは良しとして、次に、UL結合、オリジナル通り、100Ωの抵抗を外して、直付けに、さらに、一昨日、おトイレで無線と実験のバックナンバー、名器を再現するシリーズを読んでいて、出力管のカソードの自己バイアスの電圧を、P-K分割のヒーターのバイアス電圧に使う事を初めて知り、今回、それをやってみた次第で、仕上がりは、上々、KT66ppUL mono amplifier装いも新たに再登場、主役の座に返り咲き、さて、音はと言うと、残留ノイズが、皆無となり、音はと言うと、これはもう、今は、文句無し、気になるとすると、これは、Dynaco MK IIIの出力トランス、A431、の特性、中低音が豊かで、高音が少し沈む、聞きやすいと言えば確かにそうなのですが、大山猫ちゃん、これは、個人的な好みで、高音、特に、リズム楽器の高域が少し、角が在って、しっかり聞こえて欲しい訳で、これは、今後の課題として、しかし、無音、聞こえるのは、電源トランスの微かな唸りだけ、これは、大山猫ちゃんの御座所では、耳を澄ましても聞こえないので、問題無しで、一応完結となった次第です。

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