大山猫亭玄関
大山猫亭
このプログの内容は、大山猫亭のオーディオシステム(音楽缶詰開封装置)の改造、改良を断片的に記載したものですが、これは、氷山の一角、大山猫ちゃんとは称しても、ほとんどの時間は仕事に捧げているのは、現代人、せめて、趣味の世界は、無軌道はちゃめちゃでと、自分で、自分の趣味の楽しい思い出を残したくて作ったホームページ、徒然なるままに、酒を片手に、罪のないシュールな大人の夢の世界を渉猟すると、何処も同じ、と、ほっとするものです。
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ターンテーブル82007/07/01

昨夜Earl KlughのLiving Inside Your Loveで視聴を行った、fo,Qのターンテーブルシート、その結果は、今まで使用して来たターンテーブルシートは、下に、フェルトを敷いて、その上に、5mm厚のコルクを置いた自作のシート、このレコードを開封すると、音量が小さいうちは良いものの、音量を大きくすると低音が被る傾向があるのですが、これがどうなるか、そこで、fo.Qの厚い方と、穴の空いたもの、この二枚重ね、厚い方を下にして、穴の開いた方を上に、さて、完全に変化が、低音が締まり、被らない、高音はガラスの破片とまではいかないけれど、輝く金属片、次にフェルトに穴空きを重ねて、低音が被る、そこでコルクの上に穴空き、バランスがとれた、低音も被らず、高音も、手を切りそうな高音ではなく、滑らかで、と言うことで、一応ここに決着、最終的にEric DolphyのOutward Bound、寝ぼけた耳にDolphyのサックスが、あの馬のいななき奏法が心地よく、やっぱり大山猫ちゃんのお気に入り、と、ここまでが昨夜、朝5時に目が覚めた時、今日は小糠雨、気温も低い、ダイニングルームに降りて、音楽缶詰開封装置に灯を入れて、再び寝床へ、7時30分、ダイニングルームのカーテンを開けて、昨夜の続き、さて、試聴用用のLPは何に、そこで、澤野工房の-HUM- Daniel Humair (ds), Rene Urtreger (p), Pierre Michelot (ds)で、昨夜の構成でB面を一回開封、最後まで楽しんで、もう一度、今までの構成へ、フェルトを下に、コルクを上に、シンバルの音は遠くより至り来て、ベースはやはり、前の空間に満ちて、分解能に欠ける、ピアノが鋭い部分がなく、打楽器のような切れは引っ込み、シンバルは線香花火の様に煌めくのは同じ、しかし、遠い、ここでもう一度極端にfo.Q二枚で、穴の無い厚い方を下に、穴空きを上にの二枚重ね、B面一曲目、音量が小さくなった様に感じると言うのが今朝の第一印象、シンバルが表面に出現、ベースの音階と胴鳴りがはっきり分離して、変化は昨夜と同じで明らか、ドレムのふちを打つ音もしっかりと演出されて、ピアノのアタックも良く、しかし、昨夜と同じく、シンバルが、今朝はガラスの破片の様に鋭く、長く聴くのにはどうかと言う感があるのは否めない所で、さて、B面二曲目は、ベースは被らない、ブラシの音もはっきりと、ベースが強奏しても問題ない、ピアノがダイニングルームに満ちる感じはなかなか良い、どうも音の角と鋭さをどう受け止めるかで、音場に関しては、ピアノの余韻はダイニングルームに広がるのですが、シンバルは近づいた分まとまって、これで良いのかもしれないのですが、もう少し開放感があっても良いのかも、と言うことで、試みに、穴空きを下に、上に厚い物を、あら不思議、これはどうも、大山猫亭の今までの構成に音は似て、それよりちょっと何か音にまとわりつくけど、音場は非常に、特にシンバルの音場は広大に、これはもしかしたら、レコードが完全にシートと全面密着したときの特徴かしらと思う大山猫ちゃん、でも、何か聴き易い気もするのはやはり音場が広がった開放感による物のようで、そのまま音楽を聴き続ける大山猫ちゃん、確かに、この音場の広がりは捨て難い、次いで、フェルトを敷いてその上に厚い穴無しを載せて、音場はやはり広い、しかし、少し狭くなった様に感じるのと、低音の被りが少し強くなったようで、シンバルはやはり、音場と呼応して少し後方へ、だけど、澄んだ高音はダイニングルームに広く放出されて、だけど、やはり、少しうるさい、これはどうも低音の被りと言うことで、一曲目の途中で中止、コルクの上に厚い穴無しを置いて、低音はすっきりとして被りは無く、音階が追えるようになり、シンバルは少し後方に、でも、耳につくものはなく、ますます、シンバルはダイニングルームに放出されて、微妙な変化が分かり、これはどうもコルクには低域の制御能力があり、素材としてはフェルトよりコルク、さてそうなると、この少し賑やかな感じはレコード全面密着がその要因かと、ここで、ターンテーブルのスピンドルの高さに限界はあるものの、全員集合で、下から、コルク、穴無し、穴空き、シンバルが、これはもう幽玄な響きになってしまい、趣のあること限り無し、音場は狭まる物の、これは良い、で、ベースはと言うと、正弦波の要素が心地よく耳をこそぐり、シンバルは紐の切れたネックレスのダイアモンドが大理石の床に落ち、光りながら散らばる如く、これは線香花火ではないと言うことで、このオールスターキャスト、良いのですが、スピンドルの長さに限りがあり、スタビライザーを中心に合わすことが大変、そこで、もう一試し、穴無しを下に、フェルトを挟んで一番上に穴空き、これはいける、ただどうしても賑やかさが耳につく、やっぱり素材としてコルクは抜きには出来ないのかと考える大山猫ちゃん、B面二曲目、低音が少し被る様な、やはりコルク入りが良い、では、コルクを真ん中のさんどいっちは、その前に、穴無しを下に、コルクを上に、ここで分かったのは、ベースの制御にはどうしてもコルクは必要なようで、しかし、さっきの床に散らばるダイアモンドは、穴空きを重ねると出現、穴空きはどうも高域調整、となると、スピンドルを無視すればこれが一応最高、さてどうする、最終的にコルクを下に、穴空きを上にの二枚重ね、これだとスピンドルも問題無し、結局、昨夜の状態が一番良かったと言うことで、それで、最終結論はと言うと、fo.Qの穴無しの厚い方は低音の制御、穴開きは高音を透明に、コルクは低音、高音共に制御して、蒲鉾型特性に調整、多分に、欠点は多孔質で、レコードとの間に空気層があ多いこと、フェルトに関しては、今回の結果からは特に効果無し、結局、コルクで全体を、特に、低域を制御、その上に、穴開きを置くと、コルクの多孔性の欠点が無くなり、fo.Qがレコードと密着して最後の段階で澄んだ音を作る、以前、レコードの中央部だけ固定して、信号の音溝部は完全にターンテーブルから浮かして再生を行ったことがあるのですが、確かにレコードのそりと低音には弱くても、その高音は実に澄み切って、秋空の白い雲、これと同じ状態を穴空きが作り出しているのではと、では、fo.Qの二枚重ねに関しては、これこれで良いのですが、賑やかに走る傾向があり、おそらく、このfo.Qの物質、低域に関してはあるいは低域から中域に関しては、高音より音の制御に強い効果を持っていず、それでコルクと合わせた方が良かったのではと考える、つまり、暫くはこの組シートで行こうと思おう大山猫ちゃん、そこで試聴の常連、Al Di MeolaのCielo e Terraを開封、実に完璧、とは言っても現在までの所は、明日が分からないのが、この音楽缶詰開封の魔界の定めと言うことでした。

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