大山猫亭玄関
大山猫亭
このプログの内容は、大山猫亭のオーディオシステム(音楽缶詰開封装置)の改造、改良を断片的に記載したものですが、これは、氷山の一角、大山猫ちゃんとは称しても、ほとんどの時間は仕事に捧げているのは、現代人、せめて、趣味の世界は、無軌道はちゃめちゃでと、自分で、自分の趣味の楽しい思い出を残したくて作ったホームページ、徒然なるままに、酒を片手に、罪のないシュールな大人の夢の世界を渉猟すると、何処も同じ、と、ほっとするものです。
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インピーダンス変換型プリアンプ変身前夜2007/07/14

事の起こりは、実際には、ずっと長い間懸案事項ではあったのですが、電源部分に高周波カット用のコイルを入れたり、ターンテーブルのシートと戯れたりして、高域の解像度と透明感が増せば増す程、高音の、特に超高音の非力さが気になって、しかし、高音、特に、超高音は、音の調整は出来ても、力そのものを増やすのは、現状の改良では如何ともし難く、ずっとお悩みの大山猫ちゃん、時々、真空管でフラットアンプ部を作ったらとか、基板から作って、FETで作ろうかとか、しかし、現状の音の完成度を見ると、大山猫ちゃんに似合わず、少し、保守的に、そんな折、おトイレの読書で仕入れた情報に、opeアンプ、大山猫亭のフォノイコライザーアンプにも使われているOPA2604と同じバーブラウンのOPA627、色々と調べてみると、これが結構な優れもの、そこで、大山猫ちゃんが何時も部品を調達する若松通商、在庫部品を見ると、ちゃんと存在、しかし、些か高価、右左二個使うと、片手ではきかない、と言うことで、その上、現在、大山猫亭の音楽缶詰開封装置は絶好調、それで、何だか、冒険するのも、少し気が引けて、しかし、fo.Qのターンテーブルシート導入で、気を良くした大山猫ちゃん、少し不満が残るとすれば、多分にそれが今後の課題となるのかもしれないのですが、超高域が大理石の床にダイアモンドを散らしたようになったのは良いとして、凄く繊細で、中低音に比べて、相対的に沈む感じがなんとなく気になる大山猫ちゃん、と、更なる改良への虫が騒ぐのが、この魔界の性、早速、バーブラウンのOPA627のお勉強、大山猫亭のプリアンプ、インピーダンス変換型プリアンプ、その昔、スペクトラルDMC-15プロスタジオを借りて、大山猫亭音楽缶詰開封装置に組み込んで試聴、そのあまりの美しさに、直ぐに返して、それ以来、スペクトラルDMC-15プロスタジオの音を越えるべく改造に勤しんできて、と言っても、もう、多分にスペクトラルDMC-15プロスタジオの音は記憶に無く、現在は改造の動機としてあるようなわけで、と言うのも、このインピーダンス変換型プリアンプ、Marantz #7を目標に、抵抗の全てをと言っても入力の固定アテネッターと入力に直列に入っている抵抗だけはVishayですが、Vishayの抵抗は、大山猫ちゃんの評価では、無色透明広帯域、と言う事は、現在のインピーダンス変換型プリアンプの音質の特徴を作っているのはA&Bのカーボン抵抗で、その音は、超高域が空間にちりばめられ、その上、全く煩くないのは、超高域の分解能が高く、付帯音がつかない、それで、スピーカーから離れて音楽のホログラムが形成される、CDに少し後れを取っていたLPのほうも先週のfo.Qのプレーヤーシートで大理石の床に散らばるダイアモンドになったし、そこで、これは、ずいぶん前からの懸案で、インピーダンス変換型プリアンプの本質は、決してプリアンプではなく、高抵抗で入力を受けて、信号に応じて十分な電流を600Ωのボリュームに供給、と言う事で、ボリュームの弊害を回避、しかし、信号は600Ωのボリュームから直接KT66ppUL mono amplifierに、と言う事は、プリアンプと言うより、セレクター付きボリューム、それで今まで、インピーダンス変換型プリアンプと記載してきたのですが、このボリュームの後にフラットアンプを追加したい、それで、ずっと、色々と考えていたのですが、真空管でバッファーアンプを作るか、しかし、そうすると、ケーブルが増える事になるし、ディスクリートで組んでみようかと思ったり、それで出現したのが、バーブラウンのOPA627、本当か嘘か、マークレビンソンにも使われていたと言うし、色々調べても評価の高い物の様だし、それに、大山猫亭フォノイコライザーアンプにも使われているOPA2604の兄弟のお兄さん格、OPA2604に関しては、実際に聞いて、抵抗を改造してますます成長し、その経験から行くと、組み合わせる抵抗で実に実力を発揮する感じで、となると、この部分では色付けしたくないので、Vishayの抵抗を配すれば、それに、調べてみると、片チャンネル当たりの抵抗は、入力抵抗とゲインを決める抵抗二本の合計三本、これなら値段的には折り合いが付くと言うもので、それにしても、OPA627は二個で7000円弱、抵抗を入れて、その二倍、先週からの腰痛で、今週末のゴルフの参加を止めたので、その浮いた分を回せばお釣がくる、などと、それに、上手い事に、電源に関しては、このインピーダンス型プリアンプの電源は電源部が独立しており、±35Vの低インピーダンス定電圧、基板の所で、左右別々にトランジスターとツェナーダイオードを使って、±15Vの定電圧を作っており、この回路が流用できる、その上、その時に余分に買ったトランジスターとツェナーダイオードが残っており、更に、OPA627の電圧は±15Vで余裕で作動、これは、やってみる価値はある、しかし、今の音楽缶詰開封装置の完成度を考えると、なんとなく、安定している所に波乱を起こすような気もして、更に迷いつつ、御帰還、夕餉を頂いて、サッシの付近に横になり、梅雨の夜風に身を任せながら、流れる、アイ・ケベック、ああ、最高、このバランスを崩すのも勇気が要る事で、そのままお休みになったのですが、夜中、目を覚まし、男たるもの、冒険をしないでどうすると、明日の朝、部品を頼もうと決心して、またお休みになるのでした。

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