大山猫亭玄関
大山猫亭
このプログの内容は、大山猫亭のオーディオシステム(音楽缶詰開封装置)の改造、改良を断片的に記載したものですが、これは、氷山の一角、大山猫ちゃんとは称しても、ほとんどの時間は仕事に捧げているのは、現代人、せめて、趣味の世界は、無軌道はちゃめちゃでと、自分で、自分の趣味の楽しい思い出を残したくて作ったホームページ、徒然なるままに、酒を片手に、罪のないシュールな大人の夢の世界を渉猟すると、何処も同じ、と、ほっとするものです。
大山猫亭ホームページはこちらから

オシロスコープの導入顛末2007/10/06

久々に、モーニング・サンシャイン、ブラジルのお祭り音楽を聴きながら、オシロスコープを掃除して、ついでに、オシレーターを持ち出して、まずは、オシロスコープで、オシレーターのチェックを、大山猫ちゃん所有のデジタルメーターは一応交流の電圧が測れることになっており、まずは、オシレーターとオシロスコープを繋いで、その途中にデジタルチェッカーを鰐口で接続、大山猫亭の引き出しはドラえもんのポケットであることは以前にも書いたのですが、今回も、オシロスコープと被測定部位を繋ぐコードが一組、引っ掻き回す引き出しから出てきて、オシレーターもオシロスコープも接続端子は例の捻って接続する物、一方がこの雄でもう一方をみの虫クリップにした物を一組もっていたと言うことで、接続を終えて、両方の電源を入れて、このオシレーター、以前、プリアンプに継いで、音圧をオープンデッキのマイク入力で拾って、VUメーターで音圧を測定して、大山猫ちゃんの御座所の周波数による音圧の変化を見た事があるのですが、スピーカーの確認では、15KHz辺りまでは何とか耳で追えるのですが、はたして、このオシレーター何Hzまで出力していて、何V位の出力をしているのか全く不明、その上、このオシレーター少なくとも25年前には存在していたと言う兵と言うか、とてつもなく古い代物、早速1KHz、サイン信号も矩形信号もついでに三角波信号もきっちりと出て、電圧はおよそ7V強、そこで、10Hz、オシロスコープは波形を縮めきれない限界ですが、きっちり矩形は出て、次いで上の方を10KHzまでは、デジタルメーターはほぼ交流電圧を計れることも判明、後は電圧はだら下がり、それでも下降は1V位、そのまま波形を見ながら方形で,、オシレーターの最高目盛りの100KHzまで、全く問題なし、つまり、このオシレーターは、出力電圧の可変部分は壊れているものの、7V固定出力では問題なく使える事が確認できてこれは御同慶のいたり、そうこうする内にモーニングサンシャインも終わり、それでは、何はともあれ、装置の状態を見てみようかと、しかし、パワーアンプを取り出して、固定抵抗を付けるのは面倒くさい、物は試しと、スピーカーに接続したまま、左右のチャンネルのスピーカー端子にみの虫クリップを装着、オシレーターはプリアンプの入力に繋いで、プリアンプのボリュームでパワーアンプへの出力を調節、さて、先ずは1KHzのサインカーブ、何を目論んだかと言うと、パワーアンプの飽和を見たかった次第で、プリアンプに入力される通常の電圧は2V停まり、と言う事は、7V入力で、ボリュームを通常聞く位置まで上げて、波形が歪まなければ問題なし、このオシロスコープ、波形のホールド機能も付いており、更に、それを保存する事も可能、いずれにしても、すごい音、音量を上げて、ホールドボタンを押して、すかさずボリュームを絞り、やおら波形の確認、玄関でお華をいけていた顔に毛の無い猫チャン、あまりにもすごい騒音に、サッシを閉めなさい、大山猫ちゃん夢中になると我も他人も忘れる性格、サッシを開けっ放しにしていたのも忘れていた訳で、土曜日の朝から、サイン波の音は、これは確かに奇怪、面妖、早速すべて閉め、ついでにドアも、引き戸も閉めて、入力7Vで、ボリュームの位置は通常使用する位置を遥かに越える1時の辺り、左右とも上下の波形の歪みはないので、これはよし、それにしても、大山猫亭のスピーカー、彼のローサーは音圧98dB、スピーカーの能率の良い事は、本当に、パワーアンプのパワーが要らないのだと、今更ながら、当たり前の事に感心する大山猫ちゃん、さて、矩形の方は、先ずは1KHz、これは、何と、左と右の波形が全く異なる、左は左肩が撫で肩で、高域が殆ど減衰している波形、右はというと、波形はしっかり矩形で、左肩にしっかりリンキングが見られ、これは、当然、スピーカーを継いでいるからと、これはよし、そこで、100Hzにすると、両方右肩下がりは低域がなだらかに低下、これは良い、しかし、10KHzでは、右は全く変化を見せないものの、左に関しては、高域出ません、腰砕けが始まる状態、これはいけない、パワーアンプの所為かと、ここは仕方が無いと、左右のパワーアンプを入れ替える事に、この作業は、重いだけで、大山猫亭のパワーアンプ、入出力はすべて前面、左右のパワーアンプを入れ替えて、早速、オシロスコープに継いで、電源を入れて、そのまま、10KHz、矢張り、左、と言う事はパワーアンプに問題はなく、それに、左右の特性も実に良く揃っている、となると、問題はその前、次は当然プリアンプの確認、プリアンプを自由のみにするのは、入力系統の接続を全部外さなくては行けないので聊か大変なのですが、そうは言ってられない、プリアンプを電源共々自由の身にして、大山猫亭の夏の電気工作台、即ち、ダイニングルームのダイニングテーブルの上に載せて、ベンチにオシレーター、ダイニングテーブルにオシロスコープを置いて、今度は、オシレーターから、これは自作のと言うほどの物でもないのですが、ねじ込み式の端子のコードに、RCAピンジャックをパラレルに二本付けたものでプリアンプの左右の入力に同じ信号を送るように接続、左右の出力部分にワニ口を噛まして、オシロスコープへ、大山猫亭のプリアンプ、入力は12Vまで許容するので、7Vの入力は大丈夫、ボリュームを上げて行くと、右チャンネルは美しい矩形波、左は右肩撫で肩波形、プリアンプが原因だったのかと、それでは、ボリュームの前は、ここも同じ、原因はもっと上流、入力抵抗の部分を当たってみると、ここはきっちりと矩形が出ており、そこで、以前固定アテネッターとして改造した部分、入力信号に直列に入っている抵抗の前後で確認してみると、抵抗の後で波形の変化が、と言う事は、左右の音圧の感じを耳で合しながら挿入した抵抗が原因、通常のアテネッターと何処が異なるのか、理論は後で考えるとして、先ずは、このままの状態で、周波数の変化に対して、このプリアンプどの様に対応するのか、20KHz右チャンネルは矩形はに全く変化はなく、左は次第につぶれて、三角形に近づき、どんどん周波数を上げていくと、右は全くの矩形波、左はついに三角形、これでは駄目と、ついでに、では、アテネッターとしての仕事はしていたのかどうか、左右の波形の基線を同じにして、確かに、波形は鈍っているもののちゃんとアテネッターにはなっている、しかし、この波形では、左は高音は10KHzも覚束ない、これが、高域の不満の原因の一端でもあったのだと、今更ながら、特性に付いては、計測器機を使って、一応見ておかなければ行けないと思い知る大山猫ちゃん、ついに、左右の聴覚上の判断は無視して、入力に直列に入る抵抗は、本来の80Ωに、その結果、大山猫亭プルアンプ、10Hzから100KHzまで、矩形波は全く奇麗で、左右の出力も全く同じと言う結果が得られた次第で、少なくとも、ボリュームの後ろに増設した、opeアンプによるバッファーアンプも問題なく作動している事が確認できてめでたしで、早速、音楽缶詰開封装置に組み込んで、ロン・カーター、オルフェ、矢張り、高域が影響を受けていたようで、複雑に絡み合った音が、織物の糸のように、それ一本一本がハッキリと、それが織り成す全体像、部屋の中に音の糸が放出され、ダイニングルームで織物に織られてゆく、矢張り、計測器は必要なものと、思う大山猫ちゃんでした。

フォノイコライザーアンプ改造082007/10/06

Vishayの抵抗も届いており、高抵抗用に使用するA&Bの抵抗は、選別して、同じ値の抵抗を用意してあり、後は抵抗を交換するだけ、早速、フォノイコライザーアンプを自由の身にして、先ずは抵抗を外して、デジタルマルチメーターで抵抗値を、あら、色から計算すると1Kオームの予定がなんと100Ω、つまり茶黒黒黒で1000と計算したのが間違い、さて、どうするか、この抵抗、信号ラインに直列、つまり、opeアンプの出力から出た所に接続されている訳で、たった今、高抵抗を信号ラインに直列に入れると高域に影響が出る事を、オシロスコープで思い知ったばかり、どうしようと思いつつも、そこは、大概が大概の大山猫ちゃん、まあ、やってみようと、結局、1KΩを使って抵抗の変更、高抵抗の方も変更して、早速、音楽缶詰開封装置に組み込んで、高域の試聴も兼ねて、最新録音のピアノトリオ、音は確かに良い、プリアンプの訂正と相俟って、心地よく音がダイニングに広がって、しかし、サッシの際に座り、ダイニングを背に、印度エコ煙草を吹かしながら聞いていると、シンバルの、あるいは鉦の響きが回ってこないもどかしさが、しかし、まあ、もうちょっと慣らし運転をすれば良いと言う事で、今日の改造は終了でした。

フォノイコライザーアンプ改造092007/10/10

フォノイコライザーアンプ、どうも、昨日まで聴いて、これは、やはり、opeアンプから出た所の抵抗は100Ωにすべきと、ネットで注文しようかと思いつつも、最近、代引きの荷物が多く、顔に毛の無い猫チャンの髭がピクつくのも時間の問題、そうそう頻繁には頼めないし、しかし、これは何とかしなくてはと、心は千々に乱れる大山猫ちゃん、そこで、自分のホームページにアクセスして、フォノイコライザーアンプの基板を裏と表から眺めて、回路を紙に起こしてみると、今まで、気に留めていなかった、と言うか、一つ不思議に思っていたのは、先日抵抗を交換した際に、opeアンプからの出力にコンデンサーが入っていて、これが、信号経路に直列に入っており、今回回路図を起こしてみると、このコンデンサー、オフセットの補正、その後の直列に入っている100Ωはおそらく、接続に関する保護用、それに、グランドと繋ぐ540Ωは出力電圧用、さて、大山猫ちゃんのプリアンプのバッファーアンプ、opeアンプから直接出力、それでも問題ない、それに、大山猫ちゃんのフォノイコライザーアンプは、ローカットの為にASCポリプロピレンフィルムコンデンサーをパラにして、0.44μF、それに、Vishayの47KΩで設置、それでは、opeアンプの出力を直接このローカットに繋いでも問題ないのではと、そうすれば、信号ラインに入っているコンデンサーと抵抗をバイパスできる、これは早速試してみなくてはと、業務が終ると、そそくさと御帰還、顔に毛の無い猫チャンに、夕餉の前に音楽缶詰開封装置を弄くる旨を宣言、勢いよく風呂に入ってみを清め、本日考え抜いた理論に基づいて、実際にどの様に配線するかを風呂桶の中で考えて、早速、お風呂から上がると、フォノイコライザーアンプを自由の身にして、先ずは、信号ラインに直列に入っているコンデンサーを外して、早速デジタルメーターで要領を見てみると、4.7マイクロ、これは、確かにDCシフトのカット用と判断、そこで、将来の為に、つまり、もし、上手く行かなかった時に元に戻せるように、本来の出力部位と抵抗を継いでいる部分で抵抗の足を外して、ここは徹底的にと、opeアンプのごく近くの部分から、出力用のPCOCCのケーブルを接続している部分に、これが大山猫ちゃんの真骨頂、以前、このフォノイコライザーアンプの基板から出力端子のローカットのコンデンサーまでの配線材をもともとの縒り線単線から、PCOCCの中心縒り線を、グランド用のメッシュの線で囲んだ、細いけど、所謂、RCAピンコードと同じ構造の配線材に変更したのですが、その時、僅か8cm程残った配線材を棄てずに取っておいてあり、これが活躍、その内部の縒り線を使ってバイパス経路を作り、これで、opeアンプからRCA出力端子の所のローカット部分までは直結となったわけで、さて、opeアンプの足の部分にバイパスの配線をした為に、一見、半田と半田がくっついているように見えるので、その部分を、精密器機用マイナスドライバーでしっかり擦って、基板をしっかり出して、デジタルメーターで接触が無い事を確認、音楽缶詰開封装置に組み込んで、昨夜最後に開封した、アル・デ・ミオラのテラ、予想的中、高音花火の如く、その上、遥か後方で、雰囲気を作っている、と言うか、空間の広がりを演出している、囁くような電子オルガン系の音や、ストリングスの音がハッキリ確認できて、当然、作成者の意図通り、スピーカーの後ろの壁の向こうに広大な空間の広がりを演出して、その上、鉦の音が全く刺激的でなく、これは全く宜しい、結局、夕餉を頂きながら、高音系の美しい、あるいは、シンバル系の音が特徴のあるLPを次々に開封、その高音、超高音の音圧と美しさに、当然、ピアノを含めて、打楽器系は当たり前、サックスの微妙な所も、フルートも、更に、ベースの音が、これも生々しく鳴り始め、最近の改造の中では、効果著明、満足してお休みになる大山猫ちゃんでした。

ターンテーブル72007/10/13

プリアンプの電源部を3Pのオスのコンセントに変更、電源ケーブルを交換できるように改造したのに伴い、役目を終えて、引退の身の、古河電工の電源ケーブル、これを、テクニクスのプレーヤーの電源コードにすると言うことを思いつき、ダイニングルームへ、足台を持ち出して、テクニクスのプレーヤーを自由の身にと言っても、今では、ただのフォノモーターとしての機能しかしていないので、電源コードを外すだけ、それと、コッターの昇圧トランスに継いであるアースラインを外して、大山猫亭工作台へ、螺旋回しを片手に早速初めての分解、先ずはターンテーブルを外すと、ターンテーブルの裏には円筒形の磁石が固定してあり、慌てて、腕時計を外す大山猫ちゃん、腕時計をピアノの上に非難させて、先ずは、ターンテーブルの観察、さほど重量はなく裏には、ゴム系物質がダンプ材として使われており、叩くと、カンカンと、しかし、後を引くような響きはなく、これはひとまず置いといて、次に、基板とモーターを被っている丸いシャーシーを外して、この段階で、電源コードの交換は可能と分かったのですが、ここまで来たらアームも使っていないのだから外したいし、と言う事で、裏ぶたにも手を出す大山猫ちゃん、裏は二重構造で先ずはゴム樹脂系のしかも何か鉛でも練りこんであるのか重い裏蓋、たとえて言うと自動車のタイヤのような質感と重さで、その奥に硬質プラスチックの、例えばこの部分は、もっとコストをかけるならおそらく鉛合金の鋳物になるのでしょうが、極硬質のプラスチックの基礎が、それを外すと、完全に基板の裏側に到達、また、アームベースを固定している螺旋にも到達、見ると、件のアースライン基板に固定され、そこからアームベースへ、一応残すべきなのでしょうが、自作Welltempered型トーンアームは完全に独立しており、当然、フォノモーターからも離れており、まあ、ノイズが入ればその時に考えようとアースラインの螺旋止めから外し、アームベースを固定している螺旋を外し、アームも撤去、結局、フォノモーターと基板とそれに、スイッチ類を固定している一番表のパネル一枚にこれはなかなか格好が良い、随分すっきりした、後は、インシュレーター、フォノモーターの回りの調度ターンテーブルが載る部分が円形のシャーシーで出来ているのでこの部分を三点支持すれば良いと、まずは一休み。

ターンテーブル82007/10/13

今まで使っていたTOACのスパイクインシュレーターのスパイクの方を上にしてその上にフォノモーターを載せ、インシュレーターの下は黒御影石の板の上にコルクを敷き、枚数の調整で水平を取り、トーンアームとの高さ調整を行い、コルクの上にFo.Qのターンテーブルシートから切り出したシートを敷き最終的な水平の微調整はインシュレーターのスパイクとターンテーブルシャーシとの間に、Fo.Qの小片を噛ませて、少しずつ押し付ける事により行い、後は、ターンテーブルとトーンアームの位置関係を調整、終了、さて、先ずは、アル・デ・ミオラのテラ、残留ノイズとハウリングを見る為に、フォノモーターを回転させずにボリュームを上げて、1時の辺りから残留ノイズが聞こえ、3時まで行ってもハウリングはなし、この段階で、御影石を敷いているラックを拳で叩くと、叩いた音だけで、それに引き続くハウリングはなし、これなら問題ないと、通常の音量に戻して、開封、もともと、良くなっていた開封音、少なくとも悪化はせず、心なしか空間の透明感が増し、音と音の間の付帯音はなく、何よりもプレーヤー回りの見た目がすっきりとして、MJQのヨーロッパコンサートを開封すると、今まで鉄琴の音が時に耳に付いていたのですが、これが鋭いのに音楽に聞こえる、鋭さが音楽の一つの特長として長所に感じられる、おそらく、録音時のミキシングの癖と言うか、流儀なのでしょうが、今まで、MJQの録音では時に心地よいのに、鉄琴の音が興を削ぐ所があったのが、これが長所に聞こえる、これは、結局、電源ケーブルとプレーヤーの簡素化による影響も大きいようで、見た目と音は相関するとの説もあながち妄想ではないかもと思う大山猫ちゃんでした。

ターンテーブルをGRAYに変更2007/10/23

さて、結局、プレーヤーがどうなったか、この短期間のうちに色々ありまして、詳細はホームページ'( http://www.ne.jp/asahi/kita/yamaneko/ )に詳しく書きましたが、かいつまんで言うと、新規ターンテーブルと言うことに、新規と言っても、このGRAYのターンテーブル、亜米利加製で殆ど、大山猫ちゃんと良い勝負の古いもの、さて、プレーヤーの設定、まずは、料理の本で圧着していたコルクを見ると、本当は、側面を平に仕上げたら良いのでしょうが、売り物ではないし、自分で使うにはこれで十分麗しい、と言うことで、早速、fo.Qも切りっぱなしの状態ではなく、ちゃんとインシュレーターに合わせて切り抜いて、その上にインシュレーターを置いて、次いで、ターンテーブルの位置決め、今まで、パネルが広かったので、どうしてもターンテーブルが中央に寄ってきていたのですが、今度のGRAYはモーターシャフトとターンテーブルのみで実にコンパクト、それで、ぐっと右に寄せて、Well Tempered type tonearmも右の方へお引っ越し、上手い具合に、モーターとターンテーブルの境の線に対角線上に一個ずつ二個、もう一個はターンテーブルの向こう、丁度三つが正三角形作るようにインシュレーターを置けるので、設置はこれで良しと、後は、インシュレーターのスパイクとターンテーブルとモーターがついている鉄板との間にfo.Qの小片を噛まして、水平をとって、さて、ベルトを掛けて、スイッチを入れると、今度は下に外れてしまう始末、このフォノモーター三点で釣ってあり、ネジと鉄板の間にはゴムボール状のブッシュが噛ましてあり、モーターはふらふら状態、回転を始めるとシャフトの傾きが変化し、回転が一定になると落ち着く、どうも、この三本のネジの閉め具合で、ベルトが上手くターンテーブルを回し続けるように調整するらしい、と、ドライバー片手に、暫し奮闘、ターンテーブルに近い二本のネジで高さを決めて、モータシャフト側の一本の螺子でシャフトの傾きを調整して、ベルトが外れないようにする仕組みらしい、そこまで分かると、後は簡単、スイッチを切っても入れても大丈夫、さて、カバーをかけてと、あら、蓋の裏とシャフトが触れる、そういえば、このカバーの裏にシャフトで削られた跡と、ベルトのこすれた跡があることから、この部分の苦労の跡が忍ばれると言うもので、このカバー、デザイン的には非常に麗しいのですが、大山猫ちゃん、機械がむき出しの状態も美しいと思う訳で、それで、黒御影の上に、飾りとして、置くことに決定、早速、DUET ARCHIE SHEPP DOLLAR BRAND、Archie Sheppの独特のつっかえる様な、スタッカートが実に透明で、息遣いが、ぶつぶつと、ピアノは腰がしっかり据わって、どうも中音がしっかりとしており、それに、透明な高音が乗るようで、鋭い音が、ストレートに大山猫亭ダイニングルームを駆け抜けるのは、何とも言えない快感で、B面の一曲目、Thema from "PROOF OF THE MAN"の弱声と強声の対比が実に美しく、これはもう、音楽、欠点はと言うと、ターンテーブルのシャフトのベアリングのゴロ音が、大山猫亭音楽缶詰開封装置の超低音波動発生装置では、しっかりと再生されることで、まあ、お部屋の位置によっては、聴こえず、大山猫ちゃんの御座所でも大丈夫なので、これはこのままでと言うことで、まったく、いつまでも発展途上の魔界でした。