old PX25 single stereo amplifier 3 ― 2006/04/29
今日から、いよいよ、大型連休、朝目を覚ますと、もう寝て居れる訳はなく、早速、ダイニングに降りて、先週ずっと、アンプを置きっぱなしの、今や完全に電気工事用の台と化してしまった、炬燵台の上の半田鏝を暖めて、その間、KT66ppに灯を入れて、何気なく、というか、大抵、このような時は、アントニオ・カルロス・ジョビンのイマネマから来た男、その、3枚目、静かに流しながら、いよいよ、プレートに電圧を、掛けました、即座に、グリッドの電圧を、しっかり出てます、23V程ですが、左右とも特性は良く揃っています、まずは一安心、仮配線で、つまり、電源を普通のテーブルタップで継いで、何はともあれ音出しを、スイッチを入れて、漸増する何時もの交流ノイズ、しかし、音は漸減、突然ぬぐい去る様に消えて、全くの無音に、スピーカーに耳をくっつけても、全く無音、素晴らしい、CDプレーヤーは、そのまま、ジョビンを再生中だったので、そのまま、プリをCDポジションへ、ボリュームを上げて、唖然、電源コードはテーブルタップ、スイッチは入れて直ぐ、その音の分解能、音の境の繊細さ、ジョアンの声の艶、唇の作る、すこし引っかかるような歌声の佇まい、これはもう、どうしようもない、実に、出力トランスを除くと、スピーカーのローサーまで、イギリス音楽缶詰開封装置の歴史、その、歴史の重みと言うか、深さと言うか、真空管発明以来の再生装置の歴史の蓄積にただただ脱帽、KT66ppULがあんなに、涼やかで、力もあり、音の空間も素晴らしく、音の境の繊細さも抜群だったのに、これはもう、比較のしようもなく、ジョアンの歌声を聴いていた、顔に毛の無い猫チャン曰く、喉仏の動きが分かるみたいとは、これはもう、最高の賛辞で、確かに、音の分解能は素晴らしい物が、興奮も冷め遣らず、まずは、郊外の悪所のおじさまに完動(感動)の報告をする大山猫ちゃん、さて、決定的な音が出ることを確認し、しかし、まだ、無調整、まずは、逸る心を鎮めつつ、工作台の上に安置して、夕餉が終わると、安心と、幸福のうちに、上の瞼と、下の瞼が、仲良くなる、大山猫ちゃんでした。
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