大山猫亭玄関
大山猫亭
このプログの内容は、大山猫亭のオーディオシステム(音楽缶詰開封装置)の改造、改良を断片的に記載したものですが、これは、氷山の一角、大山猫ちゃんとは称しても、ほとんどの時間は仕事に捧げているのは、現代人、せめて、趣味の世界は、無軌道はちゃめちゃでと、自分で、自分の趣味の楽しい思い出を残したくて作ったホームページ、徒然なるままに、酒を片手に、罪のないシュールな大人の夢の世界を渉猟すると、何処も同じ、と、ほっとするものです。
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大山猫亭グランドピアノ音楽缶詰開封装置22007/01/21

顔に毛の無い猫チャンを宴会場に送り、大山猫亭に取って返した大山猫ちゃん、ピアノの影の、窓際のPlutinumを大山猫亭、猫族冬の友、炬燵の窓側に置いて、スピーカーコードを出して、スピーカーコードのコネクター、これは、旧式のプッシュイン方式、しかも穴はそんなに大きくなく、太いコードは入りそうにない、しかし、手持ちのスピーカーケーブルは故あって、片方は、PCOCCのより線、これが幸い、接続の表示がAとB、普通はLR表示なのに、まあ、良い、多分right leftと言うぐらいだから、Aが右だろうと、早速継いで、さて、入力を何にするか、手直にあった、オープンリールテープデッキ、ピンジャックで継ごうと、はて、いやはや、このアンプ、スッキリしているはず、入出力関係は、デッキの底に、なんでこうなるの、後で調べて、答えは分かるのですが、実はこのアンプ、元々、プリアンプがあって、それに、後ろにパワーアンプをビルトインした形で、つまり、セパレートアンプを、前後に配して、結線、同じケースに収めた状態、話によると、先発のプリアンプSG520の基本回路を踏襲したプリアンプ部にパワーアンプSE400Sを前後で合体した状態で、普通のプリアンプの背面にパワーアンプにくっ付いた為に、入出力系が合体部の底についた次第、これは、いささか大変、RCAピンジャックが大きいと、アンプが座らない状態、仕方なく、本を挟んで嵩上げして、ピンコードを接続、電源を入れて、オープンデッキには、FMから録音したカセットを編集した、実況録音のドボルザーク、新世界、音が出たとたんに、大山猫ちゃんの頭はぐらぐら、スピーカーの左右の距離は、炬燵台の幅、約2m弱、ヒスノイズは強く、何だか、ワウフラッターも感じられるのに、これが又、炬燵の向こうのサッシの外に見える、白梅の咲き誇る庭の景色の中に、オーケストラが、そして、その弦の、金管楽器の、生々しい事、水気をしっかり含んだ水蜜桃、バランスつまみを回すと、定位も思いのまま、不思議なのは右に回すと、左の方へ音像が移動するのは、ちょっと変だけど、そんなことは、気にしない、結局、第一楽章を聴いて、拍手も窓の外の景色の中に広がり、第二楽章、これは、何とか、音源がしっかりした、CDを聴いてみたい、と、そこで思い付いたのが、これも、今は二階のスピーカー、その名も、長岡式スワン、の上に、隠居を決め込んでいる、Philipsのポータブル様CDプレーヤー(AZ6829/06H)、これは、それこそ10数年前大山猫ちゃんがその形に感動して、販売当時買い求めたもので、お部屋の飾りになるほどの素敵な姿、今は、本当に飾りになっていたのですが、早速継いで、しかも、ピンジャックはCDプレーヤー側は挿しこみジャック、その上、線は普通の細い線、金メッキはしてあるものの、全くの付属品、しかし、RCAピンジャックが小ぶりなので、接続した状態で、アンプを普通に置く事はできる、と言う事で、早速音を出してみる事に、Heige Lien Trio、その低音の豊かで、エネルギー、大山猫ちゃん殆ど腰を抜かし状態、それに、パーカッションの金属音が、これがまた、ぞくぞくするような、庭の梅の辺りで、しっかり鳴って、サッシのガラスが無い様に、音場が庭にまで広がり、それだけならまだしも、大山猫ちゃんの胸元まで音場が迫り、しかも、石のアンプなのに、例えば、アキュフェーズとB&Wを組み合わせた時のように、金属音にもピアノのアタックにも刺が無い、秋の空を背景に、白いすすきの穂が、くっきりとしているのに、その境界は、実に細やかで、耳を逆撫でしない、心地よい事限りなし、それなのに、その内に秘めた、衝撃音は、しっかりエネルギーと芯があり、これは、何とかしなければ、つまり、定位置を見つけて、この段階で、大山猫ちゃん、この組み合わせで、音場を作ろうと、大山猫亭に第二の音楽缶詰開封装置として導入しようと、無意識の内に決めたわけで、そうなると、顔に毛の無い猫チャンが見た時に、その髭を刺激しない様に、優雅に、大山猫亭ダイニングに融和させなければと、まずはPlatinumの置き場所を決めることが先決で、大山猫亭のダイニングの西方の窓の傍には、ヤマハのグランドピアノが置いてあり、Platinumの天板と底板はピアノ仕上げの黒、と言うことで、グランドピアノを挟んで、配置、すると、スピーカーがピアノと同化して、これが目立ちにくくなる、これは良い、その上、グランドピアノの曲線部がスピーカーの間に入り、なんとなく、パラゴンの趣で、そこでSA660、ピアノの上に置いて、しかも、グランドピアノの半島の一番突端に、その上に、ポータブルCDプレーヤーと電源は幸いにピアノの奥にあり、これも問題なし、そこで、スピーカーコード、これは、数ヶ月前まで、ローサーD55に使用していたコード、両方がバナナプラグ、しかし、大山猫ちゃん、小道具は何でも作っており、二階のテレビの台の引き出しから、大型のスピーカーターミナルをPCOCCの線と繋いで、つまり、縒り線対応のスピーカー端子とバナナ端子を繋ぐアダプターを持ち出して、これで、一件落着こうなると、オーストリア製フィリップスポータブルCDプレーヤー(AZ6829/06H)のコネクトケーブルを考えたいところで、そこで思いついたのが、線は細いけど、音は良かった、ベルデンの網線シールドむき出しの、カートリッジから昇圧トランスまで外付けで作った線、今は、Well Tempered type tonearmが主役になり、今は浪々の身、これがまた、着けてあるRCA端子が線にあわせて、極小ぶりなもの、これを使おうと、さて、右左チャンネル三接点のプラグ、これをどうしよう、そこで、意を決して、モールドプラスチックを少しずつ破壊、結局、プラグ部分を裸にして、コードを自作、これでよし、早速アンプと繋いで、結構細い線だけど、音は思ったとおり、低音よりの蒲鉾、しかし、高域も綺麗に伸びて、これで、解決、そうなると、もう一つ、電源コード、SA660の電源コードの接続部は、今流行の規格の3Pとも異なり、大方の電化製品のコードの雄プラグが固定してあるのと同じ状態、そこで、CSEの電源コード、3Pプラグのアースピンを外し、普通のコンセントに差し込めるようにして、更に、雌型プラグの部分を外して、これも、引き出しの中に合ったコード延長用の雌プラグ(これだと、SA660の電源コードの接続部とピッタシの規格)に交換、早速、つないで、スイッチを、実に生々しい音に、大山猫ちゃん、これで文句なし、ということで、安住の地を得ることになったのですが、それにしても、たった三つの機械を組み合わせただけで、大山猫亭の音楽缶詰開封装置に肉薄する音楽開封が出来るとは、この、数年は何だったんだろうと思う大山猫ちゃん、やはり、ローサーD55バックロードホーンスピーカーが鳴らしこむのに難しいスピーカーだったのだろうかと思う大山猫ちゃん、アントニオ・カルロス・ジョビンのイパネマから来た男(CD三枚組み)を流しながら、猫の友、炬燵に寝転がると、心地よいボサノバの歌声が耳を擽るのでした。

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