大山猫亭玄関
大山猫亭
このプログの内容は、大山猫亭のオーディオシステム(音楽缶詰開封装置)の改造、改良を断片的に記載したものですが、これは、氷山の一角、大山猫ちゃんとは称しても、ほとんどの時間は仕事に捧げているのは、現代人、せめて、趣味の世界は、無軌道はちゃめちゃでと、自分で、自分の趣味の楽しい思い出を残したくて作ったホームページ、徒然なるままに、酒を片手に、罪のないシュールな大人の夢の世界を渉猟すると、何処も同じ、と、ほっとするものです。
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Gray turntable & PAPST motor 付録(軸受け)2007/12/16

大山猫ちゃんの所蔵のGRAYのHSK-33のターンテーブルはと言うと、アルミダイカスト製、中心におそらく旋盤で削り出したと思しき、鋼鉄の円柱が立っており、その円柱の真ん中に、これも、旋盤で削り出した様なベアリングの半球上の突起があり、これが回転を支える仕掛けみたいで、この鋼鉄の円柱と、それを受ける鋼鉄の円筒の精度に関しては、前に述べた通り、まさに、ガラスの注射器、さて、円筒形の奥を見ると、写真のように、どうも、シリコンラバーのようにみえる半透明の白色の膜が板バネの様なリングで固定してあり、その中央が、件の円柱の先端のベアリング様の突起に合うように凹みがあるようで、基本的には、EMPIRE turntableと同じで、異なる所は、ターンテーブルが多分に軽量で、かつ、ターンテーブルを支える円柱は太く、それを受ける、円筒形があるのは同じ様な構造で、どうも、潤滑油を使用しているらしい、そこで大山猫ちゃん考えました、大山猫ちゃんの作製した、Well Tempered type tonearmのオリジナルのレコードプレヤーのターンテーブルは回転軸の部分にシリコンオイルを使用しているとか、それなら、GRAYのターンテーブルの回転軸を受けている部分にシリコンオイルを満たせば如何なものかと、つまり、目論みは、ターンテーブルの回転軸の鋼鉄製の円筒形の先端のベアリング上の突起とシリコンラバーらしき軸受け部の間に若干の隙間があるのは確かで、その部分をシリコンオイルで満たせば、ある意味では、シリコンオイルフロートに近くなるのではとの猿知恵、そうすれば、気になっていた、ゴロ音、これは、モーターから来るものではにことは、その周波数からも確かで、その音はと言うと、自動車のアイドリング状態のときのあの低音の振動に良く似ており、些か気になる所で、これを止めるにはどうしたら良いか、ずっと思案していたのですが、どうも、この、シリコンオイルを用いるのは良い様な予感が、しかし、大山猫ちゃんの所有のシリコンオイルの粘稠度は5万番と10万番、Well Tempered type tonearmに使用したのは5万番で、なかなか良好、それで、5万番のシリコンオイルを、ターンテーブルの円柱形の回転軸のベアリング様突起の回りに、件のベアリング様の突起を受ける部分とで出来る、空間を目分量で推測して、その空間を満たすべく、水飴の様な粘稠度のシリコンオイルを垂らして、円筒形に完納、くるくる回すと、良く回る、良く回るのは確認したものの、音はどうかと、早速、セットアップ、設置位置も、今までの設置位置より、合理的な位置に、それに伴い、Well Tempered type tonearmの位置も変えて、さらに、最外周でカートリッジのスタイラスとレコード溝の接線方向が一致するように調整、さて、取り出したLP、I MUSICIとFelix AyoのVivaldiの四季、針を落とすと、今まで、耳の奥に直接響いていた、件の、自動車のアイドリングの如き振動が消失、始まる音楽がスピーカーからではなく、部屋の中から聴こえてくる、スピーカーの前に音楽が立体的に現れて、その中に自分がいる状態、これは、正解だった、これで、全て解決と、実に小躍り状態の大山猫ちゃんでした。

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